実践 跡継ぎ(後継者)訪問育成研修

先代や現社長の子息を力量のないうちから、専務や副社長にするのは容易いものです。
しかし、そこから経営者の器に育てるのが至難の業と云われます。跡継ぎ(後継者)が成長することを待つのではなく、計画的に、成長させるよう取組むことが、同族・家族経営の会社に安定と成長をもたらします。

跡継ぎ(後継者)について色々と思案する先代や現社長へ

沖縄県内では、多くの同族・家族経営の会社が「後継者不足」の問題を抱えています。
今後は、「経営者の年齢が70歳を超える中小企業」の割合が60%以上から加速度的に増加していくという推計も出ています。

そのような状況下で、先代や現社長の思案することは

・跡継ぎ(後継者)はちゃんと育っているのか?
・このままのペースで育っていくのか?
・他に必要なスキルや不足しているのはないか?
・どう教育すればいいか分からない

などが挙げられるのはないでしょうか?

跡継ぎ(後継者)育成が進まないと廃業を迫まられることも

跡継ぎ(後継者)育成が進まないと、黒字であっても廃業を選ばざるを得ません。
帝国データバンク沖縄支店の調べによると、県内では「後継者の不在率」が66.4% と全国でも5番目に高くなっています。
60歳以上の経営者の60%が廃業を考えており、 「後継者が見つからない」ことを理由とする廃業が増え続けています。

跡継ぎ(後継者)が見つかれば、、、跡継ぎ(後継者)が育っていれば、、、 ここまで手塩にかけて育ててきた会社、事業を廃業せずに済むはずです。

県別の後継者不在率

一方、跡継ぎ(後継者)の立場からすると......

跡継ぎ(後継者)はいるものの、順調に育ってくれればいいが、、レベルアップして欲しい、、 と感じている、先代や現社長もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしながら、跡継ぎ(後継者)からすると

・先代や現社長が「もっと本を読め、勉強しろ」と口うるさい
・「考えが甘いので全部は任せられない」が常套句になっている
・もう少し信用して欲しい
・自分に対する能力不足を感じる(経営者として自信がない)

こんな悩みを抱えたりしています。

育つ前に経営承継すると業績不振に陥る

跡継ぎ(後継者)がいる会社で、よくあるケースが経営承継後の「業績不振」です。

経営権を獲得した跡継ぎ(後継者)が、先代や現社長の経営者の経営方針を引継ぎ、同じように事業を 成長させようと奮起するものの、経営の仕方が悪かったのか、売上が減少し、会社の営業利益も縮小 ギリギリの経営を余儀なくされた話も多く聞かれます。

これは、跡継ぎ(後継者)が十分に育っていないがために起こってしまう事象のひとつです。
実務で結果を出せるのと、経営で結果を出せるか?という部分は全く異なるものなのです。

跡継ぎ(後継者)は「育つ」ではなく「育てる」さぁ

先代や現社長とお話しをすると、跡継ぎ(後継者)は育つものと認識しているケースが多くあります。 「自分は誰にも教えてもらわずに、自分で見て考えて、失敗もしながら実践して覚えた、自分の こうじゃないかという感覚や直感、全て自己流だった」

跡継ぎ(後継者)育成が重要なことは、頭で分かっているつもりですが、「わかっていること」と「できていること」は往々にして異なるものです。

・日々の忙しさに翻弄され、優先順位が低くなってしまい、それどころではない
・育成しなくても本人が頑張っているから大丈夫。何とかなる
・自分自信が育成されていないので、どのように育成したらいいのか分からない

等々、実際「育成すること」に手をこまねいているケースが殆どです その原因として、先代や現社長が誰からも教えてもらわず、自分の力で今の地位を築いています。

先代や現社長の育った時代は、教えてもらうことは言語道断、全て自分で見て考えて覚えるのが 当たり前な時代であったと思います。そのため、跡継ぎ(後継者)の育成について、考えたことは あっても、実践が難しい状況が、継続していると思います。

泡盛は仕次ぎ(継ぎ足し)で半永久的に楽しめる

例えが、悪くなるかもしれませんが、沖縄発祥の琉球泡盛は、仕次ぎ(継ぎ足し)をすることによって 「古酒」となり、半永久的に楽しむことができます。

会社の経営も一緒で、跡継ぎ(後継者)自身がキチンと仕次を続けいくことによって、会社も半永久的に永続していけると思います。

特に大手企業と違ってヒト・モノ・カネの制約が多い、同族・家族経営の中小企業や零細事業所では、跡継ぎ(後継者)の 育成が、会社永続のカギを握っているといっても過言ではありません。

泡盛は仕次ぎ(継ぎ足し)イメージ

そんな不安を「実践 跡継ぎ(後継者)訪問育成研修」で解決します

同族・家族経営の会社では、跡継ぎ(後継者)の育成は先延ばしにされたり、先代や現社長にとっても 初めてのことであったり、なかなか上手く進みません。

そんな、跡継ぎ(後継者)育成の一翼を担える研修を当事務所では実施しております。
月に2回、会社、事業所を訪問し、跡継ぎ(後継者)をマンツーマンで育成しています。

跡継ぎ(後継者)のための育成研修ですが、先代や現社長も参加して 頂く回もあり、両者の思いや感じていることのミスマッチの解消も図りながら、跡継ぎ(後継者)に経営者として必要な、知識や考え方を伝授していきます。

会社経営の目的は永続させること 対象 同族・家族経営の跡継ぎ(後継者)

実践跡継ぎ(後継者)訪問育成研修

~跡継ぎ(後継者)に必要な「知識」と「スキル」を習得する6か月~

同族・家族経営の「安定と成長」のために跡継ぎ(後継者)の育成は
「早期の取組み」が非常に重要

次のような不安を解決します!

<先代・現社長>
  • □ 跡継ぎ(後継者)として必要な知識や考え方を身に付けてほしい 
  • □ 跡継ぎ(後継者)がレベルアップしてほしい
  • □ 跡継ぎ(後継者)の強みを更に伸ばしてほしい
  • □ 会社を立派に継いでほしい
<跡継ぎ(後継者)>
  • □ 先代や現社長と同じようにできない
  • □ 経営の知識やノウハウがまだ足りない
  • □ 信用して任せてもらえるようになりたい
  • □ 日頃から成長したいと思っている

跡継ぎ(後継者)育成の遅れは会社永続の致命傷になります

研修で得られる効果
  1. 自社の歴史と経営理念を再確認し将来へ繋げます
  2. 跡継ぎ(後継者)自身の思いやビジョンを明確化します
  3. 自社の決算状況を分析し経営・財務知識を補充します
  4. 同族・家族経営の特徴を認識し経営課題を明確化します
  5. 跡継ぎ(後継者)として理想的な考え方や行動を伝授します

実践1毎月2回の個別訪問で経営力向上

経営者の心得や、経営者として知っておきたい経営指標、上手な金融機関との付き合い方、決算書の見方、などをわかりやすく解説します。特に力を入れたいテーマがあれば変更も可能です。研修には先代や現社長も同席をお願いする回があります。

実践2「事業計画書」を自分の手で作る力を育成

経営理念を誰にでも分る言葉で掲げ、経営ビジョンを明確にして計画を立て、将来、会社をどのようにしたいのかを検討します。そのうえで、事業計画に落とし込み、先代や現社長と一緒に考え、両者が共通の認識の上に立って、計画を作成することをサポートします。

実践3「宿題」と「添削」で経営の理解をサポート

毎回の訪問時にあわせて「宿題」と「添削」を実施します。研修の復習や、次回の開催に関してイメージしたり、思っていることや、考えていること等を明示してもらいます。

実践 跡継ぎ(後継者)訪問育成研修【例】 月額100,000円×6ヵ月

1ヶ月目
リーダーシップ

社長の経営判断
社長の発信力
人材の登用
心を鍛える

2ヶ月目
会社の数字

貸借対照表・損益計算書
キャシュフロー計算書
財務指標
投資と事業縮小

3ヶ月目
自社の決算書分析

変動費・固定費
損益分岐点
安全性分析
収益性分析

4ヶ月目
金融機関との付き合い方

資金不足への対応
資金繰り表
資金調達
企業格付け

5ヶ月目
経営理念・事業計画

自社の歴史を理解する
先代・現社長へのインタビュー
これからの経営を考える
経営理念と行動指針

6ヶ月目
事業計画作成・発表

事業計画が必要な理由
自社の強みを知る
ランチェスター戦略
先代・現社長・社員へ発表

毎月2回の受講を「1週・3週」と「2週・4周」の【午前・午後】で実施しています

第1・3週訪問 第2・4週訪問
午前 A B
午後 C D

※A.B.C.Dの各訪問スケジュールは、毎月1社限定。

跡継ぎ(後継者)や会社の状況に合わせて、研修の構成・変更に柔軟に対応します。
弱点を補強したり、強みをより強化したい、色々なご要望をお聞かせください。
研修構成・変更によって料金の変更はありません、お気軽にお問合せ下さい。

配布している案内(チラシ)です。
クリックでご確認できます。