「利益剰余金」は利益の足跡
利益剰余金って そんなにウチの会社にはおカネは無いんだよと 誤解される社長さんがいらっしゃいます 利益剰余金=現金ではなく 「利益剰余金」は過去の利益の蓄積を知るための勘定科目になっています
決算で利益(当期純利益)が計上されれば その利益は翌期へ繰越されます これを「利益剰余金」といいます 逆に赤字で損失(当期純損失)が計上されれば 同様に翌期へ「繰越損失」として繰り越されます 貸借対照表に「利益剰余金」が計上されていれば その会社は収益力のある黒字会社と判断が出来ます
例えば 利益剰余金が1,000万円で 決算期が5期目であれば 平均して毎年200万円ぐらいの利益を計上しているんだなあと想像でがきます 冒頭の事例のように現金が1,000万円あるには直結しませんが 利益計上を続けた結果ですので5期前より 間違えなく現金は増えていると考えられます
会社の利益を増やすことは 会社の力も強くなり 何よりそこで働く 社長さんや社員さんの家族の幸せにも繋がっていきます 「利益剰余金」は会社の成長の足跡だけでなく 関わる人の成長の足跡でもあるのではないでしょうか「利益剰余金」の意義を活かしていくことが肝要です。
会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №013