見守り安心コラム

知は力なり

哲学者フランシス:ベーコンの言葉です。「知識には力」があると云う意味を表すだけではなく「蓄えた知識を力に変えなくてはならない」と云う意味も含まれています。どんなに知識を蓄えてもアウトプットしなければ何も無しうることはできません。これはただ百科事典を持っていても何もできなのと一緒です。ベーコンは知識を蓄え、その知識を利用して、新たなことを生み出していかなければならないことを「知は力なり」の一言に込めたと云われています。

その一言はビジネスマンでも経営者にも当てはまることですが、それは企業にとっても言えることとドラッカーは提唱しています。
業績は知識の差別化の結果である、知識が事業であると考えるならば、その差別化は組織の人が持つ知識の差であり、独自の知識の差である。もし他の者と同じ知識しかないのであれば差別化はできない。差別化できないどころか淘汰
されてしまう。当然のことながら、知識が全く同じ企業はない、厳密にいえば卓越した知識がどうやって社会で貢献しているか否かの差である。
したがって、知識は独自で卓越していかなければならない、そして顧客や市場で、役立つものでなければならない。

この短い一言の持つ、計り知れない大きさと可能性を感じました。