見守り安心コラム

中小零細企業の社長は自由度を武器に

上場企業や非上場企業でも企業規模が大きくなると「経営者」「管理職」「従業員」と仕事の役割が区分されます。
中小零細企業ではその役割をすべて社長が担う場合があります。

上場企業であれば内部統制や非上場企業でも取締役会や外部取締役によって、社長をけん制し、重要な意思決定は社長が独断ではできない、仕組みが作られています。
しかし、中小零細企業にはそのようなモノはなく、社長の一言で全てを決め、行動することができます。
言葉を代えれば、中小零細企業の社長は「自由度」が高いということです。

逆に一方で、その強さは弱さにもなります、社長が自らを律することなく、自由気ままに行動し、目論見が外れれば会社に迷惑がかかります、社員に示しもつきません、そんな会社で働きたい人がいると思いますか?
自由はもろ刃の剣です。社内で社長に提言する仕組みを作ったり、本音で話せる機会を設定したり、外部に依頼をして社長の行動や目標を管理してもらったりして、機能的に動けるようになれば、小さい故の機動力が活きる組織になります。
「山椒は小粒でもピリリと辛い」そういった会社を目指してみてはいかがでしょうか。