数字を認識して動く

社長さんであれば 週に1回や月の半ばや 最低月に1回は数字をチェックしていると思います 売上やや受注状況や粗利益の収益状況は 見なければいけない 必須項目であると思います 数字をみることで その数字が良いのか悪いのか それを見て これからどのようにしていったらいいのか それを考え それを認識することで動くことができます 会社の成長にはそのことは欠かせません

これが社長さんだけではなく 社員全員で意識して数字を見て考えていければ そして 何かを常に感じることができれば 決して会社は赤字になることはありません 会社全体に数字を見るクセをつけること それも単に見るだけではなく 考えて認識すること そして動くことが 赤字ではなく収益を生む会社に繋がっていきます 

社長さんの中には 社員には数字を見せない方もおられますが 経理担当や幹部がうっかり口にしてしまうこともあり 完全に秘密にすることは難しいのが現実です 秘密にするよりも 会社全体で共有して認識して動いた方が 前向きな社風が築かれ 収益性も向上していきます

上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

開業時には多めに資金調達を

開業時の資金調達は事業計画と自己資金が審査の大きなポイントです 簡単に云うと「計画と自己責任(自己資金)」だけで資金調達が可能です これは 公的機関である沖縄県やおきなわ公庫の「創業者支援」の目的の資金であるからこそ 門戸を広く開け 支援が行われているからです                             民間の金融機関である 銀行ではリスクがあり過ぎて 余程の実績や繋がりが無ければ 融資の対象にはなりません理由は 銀行は 預金者から預かっている「預金」を貸しているからです 貸して返ってこなければ 預金者の預金を返却することが 出来なくなるからです                                 

その資金調達ですが 開業時から2~3年くらいが一番難しくなります 理由は「決算書」なる成績表のようなモノが作成されるからです その成績で「赤字」が続いたりすると 計画が甘かったのではないか 経営能力が低いのではないか 事業の選択ミスではないかと 判断されてしまうからです 決算が「赤字」等では いくら公的機関といっても 最初のように気前良く 追加の融資は受けられません 廃業をススメられる場合もあります まして 銀行になると 相手にもされない場合が殆どです

事業は成功を目指して運営されていきますが 計画のように事業が進まず「赤字」になったり 業績が悪い場合も想定されるので 開業時の資金調達は多めに行い「備える」ことをおススメしています

こうすればもっと良くなる社長の経営№19                                 ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)                

資金繰をよくしたい

赤字が続いたり 大きな赤字が出た場合は 黒字転換しなければ 必ず資金ショートします それは 赤字を埋め合わせするために 他の事に手当されるべき資金を 優先して流用しているようなものだからです 少額な赤字の場合は 何とか凌ぎながら 会社を廻していける場合もあります

しかし 少額な赤字でも続いてしまった場合や 大きな欠損が出れば 凌ぐことは段々と困難になってきます まずは赤字が発生した時点で 資金手当てをすることが重要です 赤字補填資金については 銀行等からは借入も難しくなりますので 社長さんが増資をしたり 親族から借入を行ったり 何らかの財産を処分したりで補填する必要があります 

「会社は 利益が出ていなければ 全てはその場凌ぎである」とも云われます 会社を廻すと云うことは 利益を作っていくと云うことです 利益でなく 赤字の場合であれば まずは その補填をどうするかです 時間を要すれば要する程 解決は程遠くなってきます 赤字が出たら まず補填する具体策から考えましょう そして普段から 相手先の倒産で 売掛金が回収できなくなる 赤字に備えて「倒産防止基金」の制度等を利用することも 併せて考えていくことが肝要です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№3 

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人がいい断れない

人がよく 頼まれ事を断れない社長の会社は 赤字のケースが多いです 人がいいから取引先からお願いされれば 利益を減らして 値下げして販売してしまったり 逆に 頼まれたので 値上げに応じて高く仕入れをしてしまったり 働かない従業員に対しても 給料を高くしてあげる 自ずと会社は赤字となってしまいます

赤字になっていけば 会社の資金が減少していき 赤字が続いている会社は 資金繰りに気を遣うことが日常化して いきます 自社の資金繰りが厳しいのに 一時的に手元に資金があるタイミングで 他社からお金を貸してほしいと頼まれて 断りきれずに貸してしまいます

社長の人がいいと 赤字になりやすく また資金繰りが厳しくなります 社長はお人よしに ならないように「人がいい断れない」にならないように自戒することが経営の鍵になってきます。

こうすればもっと良くなる社長の経営№1 

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月締めは早目に行う

赤字になったり 債務超過になったすると 銀行の借入がやりにくくなります 銀行は業績の悪い会社には貸さなくてもいいし 貸したくないとも思っています 業績のいい時は 決算書と試算表ぐらいで 借入は可能です 連続の赤字や 業績不振になると 資金繰表や経営計画の提出も求められます 資金繰表は実績値と予想値で作成するので 実績が出なければ 作成も叶いません 

その実績にあたる試算表は 会社によって完成が早かったり遅かったりします 試算表の完成が月締めの翌月末の場合が殆どですが 遅い会社では翌々月末の場合もあります 試算表の完成によって 資金繰表の実績値が確定しますので 試算表の完成が遅いと 自ずと資金繰表の完成も遅くなります

赤字での借入では 資金繰表の出来が結果を左右します 赤字決算後の数字は 間を空けずに出すことが 銀行の安心にも繋がります 赤字の決算後に業績は回復しているのか 或いは低調なままなのかを的確に判断することが 借入の審査では求められます 間が空けば空くほど 業績の確認が遅れます 確認が遅れれば遅れるほど 銀行は不安になりますので 間を空けないようにすることが肝要です

資金繰表の作成 試算表の作成を行うには 普段からの月締めが大切です データを自社で出すか 税理士事務所へ依頼している場合でも 会計ソフト等への実績の入力が鍵になります 経理担当が手の空いた時間にまとめて入力したり 月末に集中して行うのは効率は良くても データの集計 資料の提出等が遅くなります 特に赤字や業績が悪い場合は経営にも悪影響を与えます 業績の好不調に関わらず作業を平準化し 効率よく月締めを行うことが 資金繰りや危機管理の面からも大切です 月締めを早く行い 一日でも早く実績確認ができるような 体制作りを構築していきましょう。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №040

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