撤退も在り

自社の主戦場とする市場で ライバル会社と競り負けるようになった 新規参入会社の勢いが大きくなった等 参入している市場がいわゆる「レッドオーシャン」化して 環境が激変する局面を迎えた時に自社の体力を疲弊させてでも ライバル会社に競り勝とうとする会社が多くみられます

「レッドオーシャン」化した市場では 顧客の取合いがいつまでも続き 体力勝負の不毛な競争に突入していきます ライバル会社に競り勝つために 余裕資金を全て投入し 競合には勝利したものの その後 企業規模の大きい 資金力に勝る会社の出現によって 市場から淘汰され やむなく撤退を迎えるものの 余裕資金がなく 市場替えも出来ず 廃業を迎える会社も多くあります

市場の変化が起きた時に ライバル会社に対抗することが必要なケースもありますが 市場のトレンドや 今後の市場の動向・分析を冷静に行う事が肝要です 参入した市場の魅力が少なくなった時や見通しが悪いと判断した場合は「撤退」の判断も必要です

主戦場を変え 体力を温存しておけば 新しいビジネスチャンスに 出会う可能性も広がります ライバル会社に戦いを挑むだけではなく 撤退することで 繁栄の活路が見い出せるケースも 数多くあります 社長さんは 市場を見通し勇気をもって「撤退」在りで判断していきましょう  

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

銀行借入れで増えるモノ・借金…

「銀行借入をするとロクなことが無い」を持論にされている社長さんが多くいらっしゃいます 借金が増える ちゃんと返すまでは気苦労が多い 決算書を定期的に出さないといけない 預金を置いて下さいと協力させられる等々 借りた弱みで長さんのご苦労は 借りたヒトにしか分かりません

色々とご苦労はありますが 増えるのは何も借金だけではありません 借りた分は借金も増えますが おカネだって増えます 余裕をもって借入し 全てを使い切らなければ 手元におカネが残ります 手元に残したまま 返済が終れば 純然な「余裕資金」が生まれ手元のオカネが増えます 中には 借入の度に 上手く余裕資金を残して 手元のオカネを増やしている社長さんも多くいらっしゃいます 

また 仮に使い切って 返済が終わった暁には 信用が残ります(当然に遅延が無いと云う前提ですが)次回の借入時に実績として 借りる前より信用が増えています 必ずしもロクなことが無いは 当てはまらない場合も結構多いものです 借入を借金が増えるだけと捉えず 余裕資金を増やすチャンスや 信用を増やすチャンスに変えるような 借入が肝要だと思います。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №037

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