PLだけでなくBSも重要です

売上や経費や利益に対して関心が高く PL(損益計算書)にしか目を向けない 社長さんが多くいらっしゃいます 経営を直接的に表す指標ですから インパクトも大きいからだと思いますが BS(貸借対照表)にも 利益に繋がる指標が示されています

預金残高は資金繰りに直結します 資金が少ない場合は 仕入れや投資も叶いません 棚卸資産(商品)が多ければ 不良在庫がストックされており おカネに換金されない商品 すなわち不良資産になっています また 売掛金や受取手形の中にも 不良化して回収できないケースもあります ひいては資金繰りにも影響します

ついつい PLに重きを置きがちですが 足元を現すBSの指標も 経営戦略には必須です 社長さんは両方の数字を活かして 最善の結果が出るよう BSやPLを駆使して 経営を陣頭指揮していくことが求められます

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

運転資金を簡単に⁈2

前述した 現金化されるものを待っているものと 現金化されるのを待たせているものの差額が ざっくり云うと 運転資金です 待っているものが 待たせているものよりも多い場合は 売上の入金が遅く 仕入れや支払の出金が早いため より多くの資金を準備しなければならなくなり 効率が悪い資金繰りになります           

売掛金の回収を早くしたり 仕入代金の支払を遅くするだけで 資金繰りは改善されます 例えば毎月100万円分を仕入れて140万円で販売するビジネスモデルの場合 ①.8月で仕入 ②.8月で売上 ③.8月で売上入金 ④.8月で仕入代金支払い の順番であれば運転資金は必要ありません そんな簡単には 商売はいかないよと聞こえそうです

仮に 現金の仕入れであるとしても④.①.②.③と8月で完結すれば 最初の100万円の仕入資金だけで経営することが可能になります   資金繰りを改善できる流れを、次回例示致します。

会社は生き物  借入・決算(申告)対策は日頃から №002

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