尊厳死宣言の内容

延命治療を望まない尊厳死宣言ですが、実行してもらえるよう、最大限の配慮を持って作成することが必要です。
日本尊厳死協会のリビングウィルや尊厳死宣言公正証書に、記載される、共通の事項があります。

1.延命措置の停止
2.苦痛を和らげる措置は最大限利用
3.食物状態での生命維持装置の停止

加えて、医療関係者や家族が法的責任を問われないように、警察・検察に配慮を求める事項、宣言が心身ともに健康な状態で行われ、自分が撤回・破棄しない限り有効であることも、記載される場合が多いです。
こういった記載事項で尊厳死宣言がより実行され易くなります。

日本尊厳死協会

尊厳死を望まない場合は、家族や周りへの表明と実行してくれるように、理解を求めることも重要ですが、重篤で自分で意思表示が出来ない場合などは、病院の人道的判断で延命措置をすることが見受けられます。

尊厳死宣言書を公正証書で作成するのが、費用もかかり、難しい場合があります。そういった場合は日本尊厳死協会へ入会することもおススメしています。年会費も2千円と入会しやすく、会員も11万人おり、各都道府県の尊厳死を尊重する病院とも連携しており、尊厳死が実行され易くなります。

まずは入会しておき、金銭的に、向けられるようになったら、公証人役場で宣言書を作成することもいいのではないかと思います。

尊厳死宣言を後押しする

日頃から尊厳死宣言をご家族や周りの方々に表明することと併せて、実行を後押しするように日本尊厳死協会に入会したり、公証人役場で尊厳死宣言公正証書を作成しておくと実行力が補完され、希望を叶えることができます。

協会員になることで、尊厳死の意志が明確に表現され、尊重されます。
また公正証書で更に証拠能力がアップされます。
法律のプロが介在しますので無視できません。両方とも後ろ盾になってくれ、お墨付きのような力を持ち後押ししてくれる。

強い見方になってくれる制度です。

延命治療を望まない「尊厳死宣言」

尊厳死とは?

一般社団法人日本尊厳死協会によると

““尊厳死とは 不治で末期に至った患者が 本人の意思に基づいて
    死期を単に引き延ばすためだけの延命措置を断り自然の経過のまま
    受け入れる死のことと 定義されています„„

尊厳死宣言とは?

将来、自分自身不治の病の末期に至った場合、延命治療を望まない意思を
書面にしたものが「尊厳死宣言」です。

日本尊厳死協会リビングウィル

尊厳死宣言公正証書例

尊厳死宣言をする方が増えています!

沖縄タイムス(2019.10.2)の記事で「終活ブーム」で看護疲れ・医療費負担増を背景に公証人役場にて尊厳死宣言を作成されている方が急増している旨掲載されています。医療の発展により益々、延命治療は高度化していくと思われます。残された家族の負担は経済的にも時間的にも大きくなります。

沖縄タイムス

尊厳死を実現させるためには?

尊厳死宣言の方法としては、日本尊厳死協会に加入しリビングウィルを保管してもらうこと、または、公証人役場にて尊厳死宣言公正証書を作成・保管してもらう方法があります。

様々な手段で「尊厳死」の意思表示が広がっている

> 日本尊厳死協会入会案内
> 公証人役場尊厳死公正証書

尊厳死協会の入会によって、延命治療を望まない旨の意思が尊重されます。
一般的に公正証書にすることで1.証拠能力 2.安全性 3.執行力 4.心理的効果が補完されます。
いずれの場合にでも、尊厳死を迎える状況に前に、家族や肉親や担当医に意思を示し協力をしてもらうことが必要です。

尊厳死宣言書が「最期の治療に生かされた」と回答した遺族の割合90.0%

当事務所では、尊厳死宣言公正証書の作成に伴うご相談や文案作成及び公証人役場での手続をサポート致します。また遺言書の作成を併せて行う方々も非常に増えております。
まずは、お気軽にお問合せ下さい。