銀行からどうみられているのか..

自分の事業や会社が 銀行からどうみられているのか?と思われる社長さんは多くいらしゃるものです 酒でも呑んで胸襟を開いて 気軽に話し合える間柄であれば容易に知ることもできると思いますが 中々そういった関係になれない場合が殆どです それでは全く知ることができないかというと そうでもありません

評価されてない会社については 日頃の銀行の態度で窺い知ることができます まず 担当者が訪ねてこない 訪ねてきてもその上司と合ったことがない場合は 業績が悪化した後や決算書の悪い会社によく見られます 訪問して借入をお願いされても対応が難しい場合は 自然と足が遠のきます 上司に自信を持って紹介できないのが理由と思われます 何とか借入の話ができたとしても 次の決算をみてからとの 返答が銀行としても精一杯です

次は 借入の話をしても担当者の段階で断られたり 金利が高くなったり 保証協会付きの借入しかできない場合は 悪い与信状態で 資金繰りがギリギリの会社に多いです このサインは要改善を意味しますので 新たに出資して運転資金を増やしたり 今までとは違う営業展開を図ったりしなければ 会社の存続が厳しくなることが予想されます

最後は 手形貸付や当座貸越の継続ができなくなった場合や 話を聞いてくれない 他の銀行での借入れを勧められた場合は 銀行が取引自体を解消したいと思っている状況です できれば顧客を怒らせて 顧客から離れていけば一挙両得だと思っているケースが殆どです こういった状況下では 自力での再生は困難で スポンサー主導の立て直しや廃業や事業売却等の もう抜本的な改革しか残されていないないケースが殆どです

以上の事例は あくまでも事例で 必ずそうなるとも限りません 銀行取引の変化の予兆を見逃さず 日頃から銀行から改善を指摘されたり 要求された計画や資料は提出し 信頼関係を築いていくことが 自分がどう見られているのかを知ることにも繋がっていきます 得意先ともそうですが銀行とも 日頃の取引が肝要になってきます。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №027

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コロナ禍での役員借入金

コロナ禍で多くの会社の業績が悪化しています それに伴い「銀行借入」で資金調達をする会社も増えていますが 銀行借入ではなく「役員借入」で調達している会社も多くみられます 銀行借入が完了するまでの一時的なものなであったり 特に使い道がないので利用したり 預金の金利も僅かであるため自分で使った方がいいと 理由は様々です

ただ 事例のような理由がある場合には 取引銀行にはその旨を説明することをおススメしています 普段は銀行借入で資金調達しているのに 今回は何故と疑念を抱いてしまいます あまりにも業績が悪化して申込みを躊躇したのではないか 他の銀行に申込みしたが断られたのではないか等 不安が尽きません

といったことから 取引銀行には「銀行から借りられなかったのか それとも借りなかったのか」を明らかにして 少しでも 疑念を持たれないようにすることが大事です 銀行取引は「普段からの対応」が肝要になります。 

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