「見て」と「見ず」

「木を見て森を見ず」とは 云わずと知れた 目先の事にとらわれ全体が見えなくなっている状態を示す言葉です 社内でも似た事が怒っています「売上げを見て 利益を見ず」や「上司を見て 顧客を見ず」や「社内を見て 社外を見ず」と時折り社員が揶揄されています               こういった場合には「見て」と「見ず」を入れ替えれば 経営は上手くいきます「利益を見て 売上げを見ず」を実践すれば 仕入れコストが下がったり 社長さんの資金調達も楽になります 同様に「顧客を見て 上司を見ず」顧客に対して 最大限にサービスを提供できる事が 顧客に選ばれるためには必須です また「社外を見て 社内を見ず」で社内通になるのではなく 業界環境を含め 市場はどのように変化しているのか 市場は何を求めているのか に目を向けることが 会社の生き残りの戦略に大きく貢献します 社内で逆のことが起きていたら「見て」と「見ず」を入れ替えることを おススメします

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

「ムダな借入」はない

無借金経営が一番 借入=悪 なるべく借入はしたくないと言う 社長さんが多くいらっしゃいます 現実には「ムダな借入」はありません 中小企業の借入は 大企業のように借りたい時に借りる 必要な時に借りる といった資金調達は困難です 業績が低迷したり 予期せぬ不良債権が発生したり 社長が急逝したりと 経営が内外部要因に左右されやすく 大企業のように経営が安定していないからです 

中小企業の資金調達は 大企業とは逆で 銀行が貸せたい時に借りる 借りられる時に借りるが鉄則です そこを踏まえ 資金を確保できる時には 備えておくことが大切です あくまで 会社の運営に必要な資金の確保にも関わらず おカネがあるとついつい使ってしまう 社長さんも多くいらっしゃいます 社長車を買い替えたり 株式投資をしてみたり と 経営に必要な支出でなく 単なる浪費 ムダ使いです

借入した資金を ムダ使いをしてはいけないのは至極当然として ムダ使いをせず おカネをずっと置いておくだけでも ムダにはなりません 借入利息がムダではないかと反論もありそうですが この低金利時代の利息は 経営に影響を与える大きなものでもありませんし(銀行以外のノンバンクや市中金融は高金利) 借入利息は経費計上もできます

このコロナ禍 年間3~5%の利息を払ってでも資金調達はしておくべきです 社会全体が方向性を見失っていますから 備えは重要になってきます 実際に会社の倒産を多く見聞きしてきましたが 会社が潰れる時は 大口の回収不能の発生や 極端な売上不振や 赤字の発生など 大きな要因になりますが 実際には 手元からおカネが無くなった時に会社はthe Endします 赤字でも回収不能でも おカネがあれば会社は潰れません 資金調達ができる場合には「ムダな借入」と考えず 備える資金にしていくことが肝要です。 

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №032

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コロナ禍での役員借入金

コロナ禍で多くの会社の業績が悪化しています それに伴い「銀行借入」で資金調達をする会社も増えていますが 銀行借入ではなく「役員借入」で調達している会社も多くみられます 銀行借入が完了するまでの一時的なものなであったり 特に使い道がないので利用したり 預金の金利も僅かであるため自分で使った方がいいと 理由は様々です

ただ 事例のような理由がある場合には 取引銀行にはその旨を説明することをおススメしています 普段は銀行借入で資金調達しているのに 今回は何故と疑念を抱いてしまいます あまりにも業績が悪化して申込みを躊躇したのではないか 他の銀行に申込みしたが断られたのではないか等 不安が尽きません

といったことから 取引銀行には「銀行から借りられなかったのか それとも借りなかったのか」を明らかにして 少しでも 疑念を持たれないようにすることが大事です 銀行取引は「普段からの対応」が肝要になります。 

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №007

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