資金繰をよくしたい2

資金繰をスムーズにするために 一番に取組みがしやすいことは「入りを早く、出を遅く」です 入りを早くするには 販売先からの入金がカギとなります 同業者との競合で入金サイトが固定されている場合もありますが 納品後翌々月末日払いなどの場合は交渉の余地もあります 例えば 納品が毎月一定額でない場合 閑散期があり納品が少ない月の場合はサイトを翌月末日払いと 入金を1か月早くして貰えれば その分資金繰は楽になります ダメもとで交渉したらOKしてくれたと云うお話もよくお聞きしますので まずは交渉することをおススメしています

出を遅くするには 支払日を分散することが効果的です 月の後半から月末にかけて給料や仕入先への支払や 各料金の口座引落が集中していく会社が多くみられます 例えば 末日の仕入先への支払を 翌月の5日に変更して貰ったり 各料金で口座引落日を 別日に変更できる場合もあります また 前述の販売の場合とは逆に 仕入が多かった月で 取引金額がいつもより大きくの場合は 交渉で支払日を延ばせる場合もあります 

交渉することに新たなコストは掛かりませんが 新たに借りるおカネにはコストがかかります 交渉して入りを早く出を遅く出来れば効果はプライスレスです 資金繰の改善は取組みし易いところから始めてみては如何でしょうか。

こうすればもっと良くなる社長の経営№7

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資金繰をよくしたい

赤字が続いたり 大きな赤字が出た場合は 黒字転換しなければ 必ず資金ショートします それは 赤字を埋め合わせするために 他の事に手当されるべき資金を 優先して流用しているようなものだからです 少額な赤字の場合は 何とか凌ぎながら 会社を廻していける場合もあります

しかし 少額な赤字でも続いてしまった場合や 大きな欠損が出れば 凌ぐことは段々と困難になってきます まずは赤字が発生した時点で 資金手当てをすることが重要です 赤字補填資金については 銀行等からは借入も難しくなりますので 社長さんが増資をしたり 親族から借入を行ったり 何らかの財産を処分したりで補填する必要があります 

「会社は 利益が出ていなければ 全てはその場凌ぎである」とも云われます 会社を廻すと云うことは 利益を作っていくと云うことです 利益でなく 赤字の場合であれば まずは その補填をどうするかです 時間を要すれば要する程 解決は程遠くなってきます 赤字が出たら まず補填する具体策から考えましょう そして普段から 相手先の倒産で 売掛金が回収できなくなる 赤字に備えて「倒産防止基金」の制度等を利用することも 併せて考えていくことが肝要です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№3 

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