選択=捨てる?

「選択と集中」ビジネスでは、マーケティングにでも経営戦略面でも数多く用いられる用語です。
必要なことから厳選して強みとなること選び、集中してプロモーションし販売効果をあげる方法と解するのが一般的だと思います。

その「選択」について、厳密に選ぶと云うだけでなく、その選択する際や選択後は選んだ以外の選択肢を捨てることも含まれます。
経営の資源は多岐に渡って、いくつも蓄えられています。しかし、逆に云えば全部に限りがあり、無尽蔵には行使できません。 
会社によって、経営資源は異なっています。考えるべきことは、その資源をどのように使い、何を成すべきかと云うことになります。

「選択」した資源をとことん考え、とことん特化させる、特化させることが選択の役目ですから、選択外になったモノについては併用して相乗効果を出そうとすると必ず失敗します。併用を考え「色気」を出そうと思った時点で選択に失敗しているからです。
わき目も降らず、一途に考えていきましょう。
そして一途に考え、特化できるレベルまで成熟させたら、最後は「集中」です。集中してプロモーションを投下していきます。
世の中で役立つだけでなく、存在価値のあるモノの多くは「選択と集中」によって創られた、とジャック・ウェルチが言っています。
 
言い古され多用されるフレーズですが、いつの時代にも残る「言葉」であると思います。