重要性を理解させる

不動産会社の経営者のお悩みです。

業務上、どうしても、宅地建物取引士の資格が必要である。売買の場合には、お客さまへ重要事項の説明は資格者でなければできない。社内に2人資格者がいるが、その仕事が、2人にしかできない仕事、であってはよくない。
他の社員にも資格を取得するように何度も話をしているが、その場では分かったというが言うが、何ら勉強している様子もない。資格を取得すれば、資格手当も出すし、仮に会社を辞めて、よそで勤める場合も、自分で開業するにしても役立つ資格である、取得して得はあっても絶対に損はない。分かってて行動しないは何故なの?

働いている立場であれば、本当に恵まれた話だなと、私もこんな会社で勤めたかったと思いました。
経営者も、大変であるなと、思いつつ要因を考えました。勉強する時間を他にあてたいとか、他に取り組んでいることがあるのだろうかと、色々と考えました。何か好きなことをやりつつ取得すれば、損もしないのに、なぜ取得しないのか?

本当は分かってない、分かったつもりになっているだけではないかと、内容は理解したかもしれません。
しかし、重要性を理解していません、その社員は5年以上勤める30代と40代の社員ということで他の業界への転職の予定もないそうです。5年以上勤務のキャリアで資格を取得すれば、次に転職したとしても評価に値します。
いずれにしても、本人がこの資格を取得することが、重要なことであると、理解してないのは明らかです。仕事を続けるのも、よそで働くのも、転職するにしても、資格を取得する重要性を理解させるのが大切ではないでしょうか。
大切なのは重要性の理解です。