なんくるナイサはちゃーナランに

「なんくるナイサ」と思って 資金繰りが悪化するまで放置して ご相談に来られる社長さんが 多くいらっしゃいます 経理(経費)と支払う税金には関心があっても 決算書自体には全く関心が無い場合が 殆どのケースです                

提携している税理士さんも 決算書を作成し税金を払ってもらえばいいと 回収不能や減価償却費の未計上や赤字や債務超過の状況を説明せず一義的に処理し 結果 銀行借入が難しくなるような決算書を 作成する事務所も多くあります                                                 本来 決算書の見栄えを良くし 銀行借入をし易くするお膳立ては 税理士事務所の仕事ではなく 社長さんの大事なお仕事です

その認識を持たないままに 過去に銀行と交渉して借入が出来た経験があれば その借入が信用保証協会の保証付の借入で 中小企業に優しく 実力が無くても借りられた事に 気が付かずにいることも「なんくるナイサ」を増長させている 原因の一つであると思います

ただ「借りられればいい」で 借り続けていると いずれは借りられなくなります(ちゃーナランです)銀行借入は日頃から 正しい認識で行動 (まくとぅシーネー)することが肝要になってきます                                           

こうすればもっと良くなる社長の経営№28                                 ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net) 

  

 

    

小さい戦略も実を結ぶ

ある零細規模の会社で直近2期は黒字ですが 以前の損出が原因で200万円の債務超過(資産で負債をカバーできない状態)の状況の会社がありました 銀行から社長車の代替で300万円の融資を断られたので 社長さんが自分のキャッシュ300万円で社長車を購入することをお聞きし ある提案をしました                                 

今の状況から 次の決算でも 少額ながら益出しは確実とのこと(3期連続黒字) 社長車の代替は急ぎではなく 次の決算が終ってからでもよいとのこと 成功するか断言は出来ないが 社長さんのキャッシュ300万円を車を購入するのではなく 会社へ増資して 債務超過200万円を解消して100万円の資産超過にすれば 次の決算書の見栄えもよくなり 融資を受けられる可能性が高くなりますと   

決算後 提案は見事に功を奏し 銀行から社長車の代替はどうなりましたか? 300万円は融資が可能ですと申し出があり 無事 社長車の代替が出来ました キャシュで社長車を代替してたとたとしても 債務超過が解消されなければ融資は受けられない状態が続いていた 結果として 手元から300万円は出ていったが 融資が受けられるようになったのは 大きな収穫と 大変に喜んでもらいました

小さい戦略も実を結ぶと 会社はいい流れを保ちながら成長していきます 先ずは隗より始めよ 社長さんは自分のことよりも 会社の最善を考える事が肝要です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№20

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開業時には多めに資金調達を

開業時の資金調達は事業計画と自己資金が審査の大きなポイントです 簡単に云うと「計画と自己責任(自己資金)」だけで資金調達が可能です これは 公的機関である沖縄県やおきなわ公庫の「創業者支援」の目的の資金であるからこそ 門戸を広く開け 支援が行われているからです                             民間の金融機関である 銀行ではリスクがあり過ぎて 余程の実績や繋がりが無ければ 融資の対象にはなりません理由は 銀行は 預金者から預かっている「預金」を貸しているからです 貸して返ってこなければ 預金者の預金を返却することが 出来なくなるからです                                 

その資金調達ですが 開業時から2~3年くらいが一番難しくなります 理由は「決算書」なる成績表のようなモノが作成されるからです その成績で「赤字」が続いたりすると 計画が甘かったのではないか 経営能力が低いのではないか 事業の選択ミスではないかと 判断されてしまうからです 決算が「赤字」等では いくら公的機関といっても 最初のように気前良く 追加の融資は受けられません 廃業をススメられる場合もあります まして 銀行になると 相手にもされない場合が殆どです

事業は成功を目指して運営されていきますが 計画のように事業が進まず「赤字」になったり 業績が悪い場合も想定されるので 開業時の資金調達は多めに行い「備える」ことをおススメしています

こうすればもっと良くなる社長の経営№19                                 ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)                

仮払金での処理は最低限で行う

おカネにルーズな社長さんは 仮払金を多用します 経理担当に確認されても 取り敢えず仮払金でと飲み屋のツケが溜まっていくように 仮払金の勘定残高も膨れあがっていきます 仮払金の科目を使用すると仕訳作業も多くなり 作業時間も長く 最初は便利でも 結局はデメリットしか残りません。

また 仮払金は 税務署に対しても良い印象を与えません 仮払金の多い会社や増えている会社は 経理処理がきちんと処理できない会社であると思われます 早く処理をしないと やがて不明なまま放置されます 何におカネを使ったかのかも原因も不明のままで もう仮払金でしか処理できないと云うケースも多くみられます

そのような会社は 税務署からすると 脱税でもしているのではないか? 経理ミスもあって過少申告で納税額が少ないのではないか?と疑われ 税務調査の対象になって 追加納税になったケースも多いとのこと

仮払金を多用すると 後々解明することも難しくなります 社長さんは自社の試算表や決算書の仮払金をチェックし仮払金の内容が何であるかをすべて確認し把握し また 自らも多用しないよう 肝に銘じなければなりません ついつい簡単で便利で 多用しがちな仮払金ですが 仮払金で処理することを最低限で行い 経理していことが 日々肝要となってきます。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №033

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「借りる時だけ」の銀行取引をしない

当事務所にて 借入のお手伝いをさせていただきますが 借入の後に銀行との関わりを避けたがる社長さんが多くいらっしゃいます お互い商売だからビジネスライクでいい 銀行には余計なことは知られたくない等 理由も理解できますが おススメできません 銀行とは普段からお付き合いをすることをおススメしています

具体的には中間期の試算表や決算書を提出したり 銀行からの訪問をうけたら 事業の見通しや業界の動向などの情報を共有しておくと 色々な話ができて 銀行から情報やアドバイスをもらえたり 接点を持っておくことで 次に借入の必要があった場合には 案外 スムーズにいくケースも多いです

せっかく繋がる機会ができたのだから 活かさないのは大変に勿体無い話です 「借りる時だけ」でなく「普段からのお付き合い」が肝要です

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №005

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