借りられる時に借りる

「思った以上に資金繰りが上手くいかない」と嘆く社長さんによくアドバイスをします 中小企業はおカネは借りられる時に借りるが鉄則ですよと.. 大企業は信用を武器に いつでも銀行から借入ができます では 中小企業にそれができるかといえば それは叶いません 借りたい時ほど借りられないのが現実です

中小企業の業績は 大企業より規模も小さく安定していませんので 銀行がいつでも融資をという訳にはいきません また 大企業の場合は 不特定多数の株主が常に業績や決算情報に目を光らせており 監査法人が厳密な監査を行っています 一方で中小企業の場合は 株主は社長さんや親族だけの場合が多く 社外にもいないことも多く 業績や決算情報も公開されません 社長の独断で経営も行われていることもあります

結果として 銀行に対する中小企業の信用は 大企業に比べ小さくなってしまい いつでも借入ができる盤石な状態とは評価されていませんので 借りたい時に借りる戦略では資金繰りも上手くいきません こういったことから 中小企業の資金繰りは 借りたい時に借りるではなく 借りられる時に借りるが鉄則です 具体的には 業績がいい時に借りる おカネがある時に借りる 銀行から借りませんかとススメられたら借りる 等の選択肢を日々用意しておき 業績も踏まえて 判断できるようにしておくことが肝要です。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №019

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