単価に惑わされない

名刺や封筒を作る場合は 大量注文すると単価が安くなります 例えば100部注文するより500部注文した方が 明らかに単価が安くなります 作った後に 所属が変わったり 肩書が変わったり 会社の住所が変わったりで 全部使いきれずに 廃棄されるケースが発生したりします         

また 数が豊富にあることで モノをムダ使いする 大事にしない という風潮が起こってきます たくさんあるのだから どんどん使え 早く無くさないといけない という 本末転倒な結果に繋がっています 大量注文の陰には こう云ったデメリットが発生します   

世界的に有名な「トヨタ式カイゼン」には このことが挙げられています 必要以上に買わない ムダな資産は持たない モノを大事にする風潮を築く これらの全てを「改善」の前提条件とする 商品開発には多額の時間と資金が必要になります 普段から 徹底して無駄を省き コストの削減を図るからこそ 時間をかけた長期戦略と 惜しみなく出される資金投下で 他を圧倒する 人気の製品が生み出される              

中小企業には参考にならないような話と思われがちですが コスト意識に立つ前に前提として 無駄を省くことが必須になっています 社長さんには 社内で行われるコストの話の前提として 単価に惑わされないように 必要な分だけ調達することが 実践されるよう 企業風土になるよう 日頃から陣頭指揮が求められます

 上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com) 

自らを陳腐化させ廃棄する

「イノベーションに優れた会社は 競争相手によって陳腐化させられるのを待たずに 自ら陳腐化させ 廃棄することを選ぶ」とドラッカーは云っています アップル社は携帯型音楽プレーヤーIPODを開発し大成功を納めたにも関わらず 携帯電話にその機能を組み入れた「IPHONE」を発売したり 本の通販で流通革命を起こしたアマゾン社は 電子書籍「キンドル」を発売したりと 自らの創った価値を廃棄し また新しく創りあげています ビジネスにおいて成功は心地よいものですが 成功にあぐらをかけば いずれは淘汰されることになる 先を見越し自らを陳腐化させ 新しい価値を創造していくことが 勝つためには必要なのです。