変わらせる気づかせる

幹部の頭が固く、困っている。歳をとると変わるのは難しいでしょうか?と二代目経営者からの相談でした。先代は実父で会長職、週に1回、会議に参加するだけで何も口出しもなく経営は出来ている状況です。幹部も先代から仕えており社長だからといって、強硬に対応するには申し訳がないとのこと、年齢を重ねると若い社員に比べると豊富な経験もあり固定観念のような信念のような自負心もあり、若い人のように直ぐ受け入れることは容易ではありません。重要なことは本人が気がついているのか否か?変わろうとしているのか否か?具体的に何か取り組んでいるのか否か?ではないでしょうか。

まずは気づかせること、次は具体的な行動とその継続です。又、多面評価で他人から自分がどう映っているのかを分からせるのも大事です。
毎日できたのかをチェックさせる、朝礼や会議で何に取組んだのか、できたかできなかったのか発表させるのも効果的があります。
そこまでやらせますか?確かにその感は二代目としては否めないと思います。ただ嫌なら中止すればいい。義務ではありません。
ただ、そこまでやらなければヒトは簡単には変わりません。逆にそれを行えば 周りの見え方も少しずつ変わり、変わらなければいけないと自ら感じてくれることもあると思います。変わらせる気づかせる実践させるのが経営者の仕事です 親心みたいなものです。
社員には優しくも厳しくもが必要です。