運転資金を簡単に⁈3

前述の、仕入れから売上金回収の順番が 殆どの会社では④①②③であると思います そして③売上金の入金までの時間が長くなる程、運転資金を多く準備しなければなりません 100万円の商品を仕入れて140万円にて販売するビジネスモデルの場合 売上金の回収サイトが販売後2か月であれば 単純に140万円×2か月=280万円の運転資金とその利息が必要です この280万円は運転資金として常に必要となってきます それに伴う利息負担もです 年利2%であれば 年間56,000円の利息負担が必要です

56,000円あれば 新聞料金かWI-FI費用は負担できそうです 少額であれば気になりませんが 売上が拡大すれば 見過ごせない大きな数字になります インパクトも大きくなります 10倍になれば56万円 100倍の仕入れになれば 年間560万円の利息負担が必要です

一般的に大手企業の 支払いが遅いのは 多額の資金を効率的に廻す必要があるからだと思われます 上記サイトを1か月短くすれば 借入金も利息も半分で済みます また 納品日払いでやっている仕入代金の支払を 半分は納品日に 残りの半分を翌月末払いにすることでも 運転資金を減らすことができます 

小さなことですが「回収は1秒でも早く 支払いは1秒でも遅く」が資金繰りに貢献し 適正な運転資金が確保されていきます。

会社は生き物  借入・決算(申告)対策は日頃から №003

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