「雑費」を多用しない

経費計上をする場合に この支出がどの勘定科目に該当するか分からない場合に よく吟味をせずに 取り敢えず「雑費」で計上する会社が多いようです 本来この科目は 他の勘定科目に分類できない科目に限って使用する科目ですが 特にどの科目に該当するかも調べずに 簡単に多用してしまう傾向があります 

決算書が出来上がる時に 積もり積もった雑費の合計額をみて この内容は何だったのか 説明できないケースがよくあります 計上された 雑費の金額が大きければ 銀行や税務調査でも この経費処理は間違っているのではないか? 妥当性があるのか?等疑問を持たれます 雑費は便利な科目ですが 便利な分 多用しがちで内容も覚えられず説明も出来ないケースも多くあります 出来るだけ使用しないようにすることをおススメしています。

こうすればもっと良くなる社長の経営№8

ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)

魔法の言葉

商談に向かう途中、信号待ちで学校帰りの小学生のグループの話声が聞こえてきました。
「今からどうする~」「どうするって~?」「何処に行こうかっていうことだよ~」「知らないし~」「でっ?」「取り敢えずファミマに行こう」……。

「取り敢えず生」と言ってしまいそうですが、社内のシーンでも、取り敢えずはよく使われています。
取り敢えずそこに置いといて、ずっと置きっぱなしで、それ以降、片付けられることはありません。
取り敢えずそこに閉まってて、それ以降、何処に片付けたか覚えていません。同じモノを再度購入したりします。購入後に出てきたりします。
取り敢えずここまでにしようか、もう一歩で原因が解明できたり完結できたのに切り上げてしまう、とても勿体無いケースが多いです。

取り敢えずは、言い換えると「その場しのぎ」をオブラートに包んで、皆の合意のもと自然にフェードアウトさせていく魔法の言葉ではないでしょうか。
つい便利にこの言葉を使い慣れ色々なシーンで多用している人を多く見かけます。お客様への最後の一押しを面倒がり詰めが甘くなり商談が不成立となったり、会議で議論を尽くさず早く結論を出し、中途半端な戦略を練った為に効果が上がらなかったり、上司が部下の指導をどうせ後から誰かが教えるだろうから この辺で止めておこうと指導を中止したり等々安易に使ってしまいますね。ただ、魔法の言葉を使ってもいい結果は得られません。最後に魔法は解けてしまいます。結局は元に戻りやり直しになるケースが多かったりします。費やした時間を惜しむだけですね。
やはりビジネスのシーンでは「魔法の言葉」は出来るだけ封印するように心がけていきたいものです。解けたら怖い「魔法の言葉」です。