現場最優先の経営判断を

ヤマト運輸の過剰労働問題や、ゆうちょ銀行の「かんぽ」の不適切販売問題など、経営が現場最前線を把握できない?しない?ことによって現場が混乱し、お客様に大きな損失を与えていることが報道を通して明るみになっています。

あなたの会社は大丈夫でしょうか?現場最前線で働く人の職場環境や労働環境を把握しているでしょうか?
現場の不具合によって、働き手が大きなストレスを受け、それが原因となってお客様にあってはならない損失が生じます。
経営側が現場の実態も把握することもせず、収益拡大のために、ノルマを課した結果、長時間勤務の過労による接触事故の増加や残業代金の未払い、ゆうちょ銀行においては、かんぽの二重契約や高齢者への無断契約などに繋がりました。

経営側の都合だけでなく、現場の声を吸上げ、効率の良い業務の発掘をしていくのが経営の役割りです。
自らの役割も果たさず、現場も把握せずでは収益の拡大はありません。
松下幸之助は言っています「お金を追いかけずに、人を追いかけてきたのでお金が残ったと思います、お金を追いけたらお金は逃げたと思います、人を追いかけてきたからお金が残ったと思います」。

働く人があっての商売です、経営は何よりも現場最優先でなければと率直に思った次第です。