発言は議論が熟成される過程をみてするのが効果的

〇〇についての会議、ああ会議は苦手だなぁ、いつ発言すればいいのかなぁ~、そんなつぶやきが聞こえてきます。
社内でも課、部、全体会議などよく、開催されていると思いますが、発言の最初は、まず率直な反対意見と賛成意見の表明から始まります。
どうでもいいよと思っている人は別として、多くはどちらかの意見をもっています。この表明をきっかけに、議論は深まっていきます。

人間は、まず〇か×かを判断します。そして、おとしどころを探すことも同時に行っています。ですので賛成か反対の意見が表明され尽くされると、今度は、自分の賛成と反対をベースにして、その賛成やその反対に、全体が許容しうるおとしどころを付して、発言することで議論が深まり、結論に繋がっていきます。
さて、会議で無言と云うのは、周りの目もあったりで良くありません。あまり出しゃばるのが好きでない方は冒頭から発言するのは苦手です。
そして、冒頭から発言し集中砲火を浴びる可能性もあります。どこかで発言をしなければいけない場合は、議論が熟される過程を見て発言することを、おススメしています。単純な賛成反対の表明の後は、全体のおとしどころが何処か?の議論ですので、賛成か反対のどちらかを前提に進んでいます。どちらかに絞られていますから、考える範囲も少なくてすみます。そして方向性は一緒ですので集中砲火、を浴びる可能性もなく、おまけに熟成のピークでの発言であれば、その結論はあなたが導きだした、結論のようにも映ります。効果的ですね。

そう云った効果を狙って、あえて会議の終盤で発言する人も多いです。あなたの周りの出世上手な方もそうではありませんか?
その点に着目し、会議での発言を観察しても面白いと思いますよ。無言ではなく発言は効果的にです。