売上拡大に悩む社長さん

売上の伸び悩みは 中小企業の社長さんに共通しています 多くの社長さんは売上が拡大しないと 会社が危うくなると思い込んでいます このお悩みを解決する方法は「売上を伸ばす」と云う考え方を捨てて下さいと アドバイスをしています                                会社の存続を保障するのは「売上」ではなく 会社の「利益」です たとえ売上が1億円増えたとしても利益が1円も増えなければ 会社経営は絶対に安定しません そもそも 売上を伸ばすために用いる様々な費用は 利益によってもたらされています 利益無くしては 売上は増えません           利益を増やすには コストカット 人員の効率化 不採算商品やサービスの終売 利益率の高い商品へのシフト サービスの特化等 色々な対策を講じることができます 利益が増えると おカネが増え 会社経営にゆとりがでて 深刻な悩みが減っていきます

伝統的に「売上至上主義」の考え方が多く信奉されていますが「利益無くして売上無し」売上拡大より利益拡大を目指せば 社長さんのお悩みも解決されます 

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

借入に困らないように把握しておく

銀行からの借入の際に 色々な指標が審査の基準になっています 先ず社長さんに把握して欲しい指標が「債務償還年数」です 簡単に云うと「会社の借金を何年で返せるか」で式で表示すると                    借入残高の合計÷税引後利益+減価償却費=債務償還年数です 例えば 会社の借入残高の合計が4千万円で 税引後利益が3百万円 減価償却費が1百万円の場合は 40,000,000÷4,000.000=10になります この場合10年で会社の借金が返せるとの指標になります                                       業種によっても変動しますが この「債務償還年数」は10年以内が望ましいと云うのが 銀行の一般的な見方です 10年を超えた場合は オカネの借り過ぎと判断される場合が多く 申込額から減額されたりと資金繰りも難しくなります 資金繰りで困らないように社長さんは「債務償還年数」が何年になっているか 日頃から把握し 借入がしやすいように 利益や減価償却は重要であることを 認識し経営を行っていくことが肝要です。        こうすればもっと良くなる社長の経営ブログ №21                             ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)                    

現預金額の目標を‼

売上や利益の目標額はあっても「現預金額」の目標を決めている社長さんは少ないと思います 売上や利益が大きくあがっても 現預金が無ければ会社は潰れます 逆に 売上や利益が無くても 現預金があれば会社は潰れません 最後は金次第ってことですから いくらあった方がいいのかの目標は設定しておくことが肝要です

現預金月商倍率と云うワードがあります これは平均月商の何か月分の現預金があるかの指標です 簡単な例ですと年商1,200万円の場合は 平均月商は100万円になります この場合に 会社の現預金の残高が100万円ぐらいであれば 月商倍率は1か月分です 1か月分であれば 自転車操業と云われる状態です 入金と出金とのバランスが悪く収支がギリギリで会社が廻っている状態です 

平均的な会社で 現預金月商倍率は2か月~3か月と云われています ですので「現預金額」の目標額のラインとしては 最低2,3か月を目標において 長期的には6か月分(半年)を目標にすることが望ましいと思われます 売上高の半年分と云うのは いささか無茶と思われますが 1,2年で達成することは困難ですが 中長期的な視点で 例えば年間0.3か月分を増やし 3年で1ヵ月分を増やしていけば無茶ではありません 売上や利益と同様 現預金の目標も設定して 日頃から会社の成長を見極めていく目を持つことが大事になってきます。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №022

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