立ち位置を理解しない上司や幹部を排せよ

中小企業でも「大企業病」のような状況に陥っている会社があります 商談の企画が社長まで通り難い会社では 社員は直属の上司や幹部がどう思うのかを まず考えなければなりません いいアイデアでも「これは上司が好きではない」「その為には こんな話をしなければならない」という具合に 提案そのものではなく 上司の好みそうな企画になりがちです また 上司が通しそうにない企画は 表に出ることもありません

更に 部署間の権限や対抗意識が強い場合は「筋を通す」ことが要求されます いわゆる「根回し」です お客さまにとっていい提案でも 他の部署に 先に話を 通しておくという手順が 優先されれば 結果的に社内の調整が優先され お客様への提案は後回しになります

中小企業は大企業に較べ フットワークが軽く スピーディーな対応が最大の武器です にも拘わらず 大企業に腰掛けているような 上司や幹部のおかげで 提案の機会さえ奪わかねません 前例に踏襲されて身動きが取りにくい 大企業の行動を真似る必要はありません 中小企業の社長さんは 常に 現場の声に耳を傾け 立ち位置を理解しない 上司や幹部を排すことが 中小企業の強みを出すためには必要になってきます

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

中小企業は小さな変化で生き残る

「最も強い者が生き残るのではなく 最も賢い者が生き残る訳でもない 唯一 生き残りができるのは 変化できる者である」とは ダーウィンの進化論の一節です 会社を取り巻く環境は 絶えず変化しています 顧客・市場・ライバル・人々のマインドなど いつの世の中も変化は止みません      会社経営において 変化しない事は死を意味します 中小企業が生き残るための 最も賢い方法は 小さな変化で済む経営環境を早く確立し 機を見て 先手必勝で変化を起こし続けることです

例えば 会社の業績が順調であれば 小さな変化を先手先手で積み重ねていけば ライバル会社よりも 会社経営の仕組みや 基盤をいち早く構築することができます 確実に生き残るために 機を見ながら 毎日小さな変化を積み重ねることが大切です 地味な活動ではありますが 日々の経営改善が定着すれば どんなに小さな会社であっても 大きな変化に耐えうる 強い会社に生まれ変わります 中小企業は 小さな変化の積み重ねを続けるが肝要です

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

借りられる時に借りる

「思った以上に資金繰りが上手くいかない」と嘆く社長さんによくアドバイスをします 中小企業はおカネは借りられる時に借りるが鉄則ですよと.. 大企業は信用を武器に いつでも銀行から借入ができます では 中小企業にそれができるかといえば それは叶いません 借りたい時ほど借りられないのが現実です

中小企業の業績は 大企業より規模も小さく安定していませんので 銀行がいつでも融資をという訳にはいきません また 大企業の場合は 不特定多数の株主が常に業績や決算情報に目を光らせており 監査法人が厳密な監査を行っています 一方で中小企業の場合は 株主は社長さんや親族だけの場合が多く 社外にもいないことも多く 業績や決算情報も公開されません 社長の独断で経営も行われていることもあります

結果として 銀行に対する中小企業の信用は 大企業に比べ小さくなってしまい いつでも借入ができる盤石な状態とは評価されていませんので 借りたい時に借りる戦略では資金繰りも上手くいきません こういったことから 中小企業の資金繰りは 借りたい時に借りるではなく 借りられる時に借りるが鉄則です 具体的には 業績がいい時に借りる おカネがある時に借りる 銀行から借りませんかとススメられたら借りる 等の選択肢を日々用意しておき 業績も踏まえて 判断できるようにしておくことが肝要です。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №019

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