撤退も在り

自社の主戦場とする市場で ライバル会社と競り負けるようになった 新規参入会社の勢いが大きくなった等 参入している市場がいわゆる「レッドオーシャン」化して 環境が激変する局面を迎えた時に自社の体力を疲弊させてでも ライバル会社に競り勝とうとする会社が多くみられます

「レッドオーシャン」化した市場では 顧客の取合いがいつまでも続き 体力勝負の不毛な競争に突入していきます ライバル会社に競り勝つために 余裕資金を全て投入し 競合には勝利したものの その後 企業規模の大きい 資金力に勝る会社の出現によって 市場から淘汰され やむなく撤退を迎えるものの 余裕資金がなく 市場替えも出来ず 廃業を迎える会社も多くあります

市場の変化が起きた時に ライバル会社に対抗することが必要なケースもありますが 市場のトレンドや 今後の市場の動向・分析を冷静に行う事が肝要です 参入した市場の魅力が少なくなった時や見通しが悪いと判断した場合は「撤退」の判断も必要です

主戦場を変え 体力を温存しておけば 新しいビジネスチャンスに 出会う可能性も広がります ライバル会社に戦いを挑むだけではなく 撤退することで 繁栄の活路が見い出せるケースも 数多くあります 社長さんは 市場を見通し勇気をもって「撤退」在りで判断していきましょう  

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

仕事は創造です

経営者でもビジネスマンでも、日常考えていることや思っていることや認識していることが、ふと言葉に現れます。
仕事については、特に顕著に現れます。「仕事をもらう」と聞くと何かやらされ感が強く消極的なイメージをうけます。
「仕事をとる」積極的になりますが、あくまでも既存のカテゴリーから多くを獲得するイメージです。
「仕事をつくる」これが一番だと、何となく共感できる方も多いのではないでしょうか。

ある建設業の社長さんと話しをしました。この話は建設業界のことでしょ?特にそう云うことでは無いのですが…。
会社を始めた時は「孫請」だから「下請」から仕事をもらう、そして、ちょっと大きくなったら「下請」になるから、今度は「元受」から仕事をとる。更に大きくなって「元受」になったら直接工事はせず、下請や孫請の仕事をつくると云った感じでしょ?

確かに、規模のメリットのイメージはそう云うふうになると思いますが「元受」でも仕事は国からもらったり、とったりでは?と質問したら、うぅ~ん、違う意味ですねと感じ入ってくれました。

仕事はもらうのではありません、仕事がくるのをじっと待ってたら、淘汰されるかもしれません。
仕事はとってくるものです。顧客のことを考え要望やニーズを把握し、これらを提案し対応力の良さでとってくるものです。
仕事はつくるものです。他社が気が付かないニーズをいち早く察して、そのサービスを形にして売り込んでいくのです。
世の中は大手企業でも中小企業でも、企画力が勝負の分かれ目です。仕事は創造していくものです。

どの業界にいても、それぞれのブルーオシャン、レッドオーシャンがあります。そこでナンバーワンにならなくともオンリーワンで厳しい競争を勝ち進む企業もあります。まずはあなたの会社の立ち位置を理解することが重要です。その立ち位置からどんな創造をしていくのか、考えていく必要があります。
あくまでも仕事は創造するものです。