沖縄の最低賃金が896円に

沖縄県の最低賃金が去年より43円引き上げられて 1時間当り896円になることの報道がありました 引き上げ幅も過去最大になったようです コロナ禍を終え 県内市場では 人手不足に対応する企業も 1000円で採用を募集しても 中々集まらないようです 深刻化する労働市場が垣間見えます。

沖縄県の最低賃金896円に 最大の43円引き上げ – 日本経済新聞 (nikkei.com)

県内企業2年振り休廃業.解散が増加

2022年の県内企業の休業・廃業・解散等が2年ぶりに増加したとの報道がありました 慢性的な人手不足に加え コロナ禍や後継者不在が影響をしているようです 詳しくは 沖縄タイムスplusにてご確認下さい 沖縄企業の休廃業378件で2年ぶり増 後継者不足・物価高響く | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス (okinawatimes.co.jp)

売上金の未回収に気を付ける

売上があがっても 代金の回収が遅くなると資金繰りが悪化します 未回収分相当の運転資金が増加するからです 売上を計上するまでには 仕入や販売に関する費用もかかり 売上後の代金回収は1秒でも早くと云われる所以ですコロナ禍で 観光や飲食業のみならず 取引をしている会社の業績も悪化しており ジワジワと各分野へ拡がっていくことが予想されます

こういった状況下では「売上金の未回収」が今後は増えるかもしれないと 警戒し備えることをおススメしていますまず 支払日が急に変わったり サイトが長くなったり 徐々に伸ばされている取引先が発生した場合には その代表者に直接会って事情を聞いたり 取引業者など周辺に聞き込み 情報収集をすることも必要です それでも中々状況が把握できない場合には 帝国データバンクなどのリサーチ会社に調査を依頼することも有効です 詳細な調査では それなりに費用も掛かりますが 簡易な情報提供の場合は 低額でも実施しています

売上は回収してナンボとも云われます 新規で取引する会社や取引額が大きくなってきた先 逆に取引額が小さくなってきた先等の状況を 色々な方法で把握しながら 回収サイトや支払い条件を再考していくことも肝要です このコロナ禍での「売上金の未回収」を警戒して 備えるだけ備え乗り切っていきましょう。

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №014

借入・決算(申告)対策は日頃から | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)

借入金は利益で返済する

「借金があると心配だから」「借金は少ない方がいいに決まっているから」と銀行からの借入金を少しでも返済しておきたい コロナ禍でもあり 先行きが見通せない不安感も相まって 多くの社長さんから お話があります

手元の資金から少しでも返済しようとか 在庫や売掛金を減らしたり 中には固定資産を売って返済しようとの声も聞かれます 手元のおカネから返済した結果 資金がカツカツで会社を廻すことになってしまったり 不良在庫や回収できない売掛金を処分することはいい事ですが 仕入を減らしたため極端な過少在庫で商機を失ったり 回収条件を厳しくした結果 取引量が減少したり 有用な資産を売却して現金化するのは経営再建の局面での話で 平時にすることではありません  例示されたこれらの方法は おススメできません

では どうするのがいいのか? それはシンプルに「儲かる」こと 利益を少しでも多く出していくことが重要です そんなことはわかっている それは簡単じゃないと よく反論にあいますが 「では利益を出す術は 本当にもう何も無いのでしょうか?」 睡眠口座が多く資金が分散しているものを集中させたり 動きの悪い商品を特定したり人気商品を調査したりで売上げをアップさせたり 回収の遅れている先に督促状を発送して売掛金の回収を強化させたり と各分野で 利益を出す余地は意外と多いものです              

コロナ禍でもあり 今すぐ借金を減らしたい気持ちも理解できますが 経営には「前向きな借金」が必要です 借金をして会社を廻しながら利益を出す 経営を安定させながら現金を増やしていく 十分な現金を蓄えながら少しずつ借金を返していく 今更ながら 銀行がなぜ決算書の利益を重要視するんでしょうか?「借入金は利益で返済する」と考えられているからです 「小さくとも利益の積み重ね」が借入金を減らします。   

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №012

上原輝夫(行政書士ヒューマンサポートオフィス) : プロフィール [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

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コロナ禍での役員借入金

コロナ禍で多くの会社の業績が悪化しています それに伴い「銀行借入」で資金調達をする会社も増えていますが 銀行借入ではなく「役員借入」で調達している会社も多くみられます 銀行借入が完了するまでの一時的なものなであったり 特に使い道がないので利用したり 預金の金利も僅かであるため自分で使った方がいいと 理由は様々です

ただ 事例のような理由がある場合には 取引銀行にはその旨を説明することをおススメしています 普段は銀行借入で資金調達しているのに 今回は何故と疑念を抱いてしまいます あまりにも業績が悪化して申込みを躊躇したのではないか 他の銀行に申込みしたが断られたのではないか等 不安が尽きません

といったことから 取引銀行には「銀行から借りられなかったのか それとも借りなかったのか」を明らかにして 少しでも 疑念を持たれないようにすることが大事です 銀行取引は「普段からの対応」が肝要になります。 

会社は生き物 借入・決算(申告)対策は日頃から №007

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立秋

暦の上では 24節季の立秋とのこと この日から立冬までが秋になり「残暑」の頃になるそうです 暑中見舞いから残暑見舞いに代わっていく日でもあります 沖縄は旧暦での行事習慣で 旧暦では6月18日です 昨日の最高気温も34℃でこれからが夏本番です いつもと違いコロナ禍ですから 暑さ対策とコロナ対策で乗り切っていきましょう。