得手に帆を揚げて

このタイトルで本田宗一郎さんを思い出した方は、かなりのホンダ通ですね。

本田さんが出版した、本のタイトルにもなっています。意味は、自分の得意とすることを発揮する、良い機会を選んで勇んでする、となっています。
江戸時代の、いろはかるたでは「得手に帆を揚ぐ」となっており、古くから使われる言葉です。

あの世界のホンダは、技術力にこだわり、他社には真似できない水準を常にリードし、製品供給することを経営の至上命題にして取り組んできたといわれます。
経営では多角的に戦略を執る局面もありますが、一点突破を目指す局面も訪れます。
機を逃さず、常に市場を見極め、いつでも仕掛けられる、布陣を置くことが、成長し続ける企業には求められます。