[行政書士ヒューマンサポートオフィス]
見守り安心コラム

経営は価格設定との鬩ぎ合い

あれはいくらにしようか あれでは高いか これでは安いかと 社長さんが価格設定に考えを巡らせている時に 面談をさせてもらうケースがあります どう思う?と意見を求められることも屡々 1個或いは 1単位あたりの販売価格を いくらにするかに設定することは 経営にとって最重要事項です  

高価格路線で 少量を富裕層のような 優良な顧客に売っていくのか これとは反対に 低価格路線で大衆向けに大量に売っていくのかで 経営のスタイルも変わってきます この価格設定を間違うと 売れなくなってしまったり いくら売っても利益が出なかったりするケースもでてきます

価格設定は お客様が最大限納得して買ってもらえる価格 これよりも高い価格では 買うのを控えるだろうと思われるような価格と 鬩ぎ合うところがベストと云われています 高価格路線 低価格路線のいずれかであっても 社長さんは価格設定を思案していきます ピタリと当たった 成功体験をもとに日々鬩ぎ合いが続いています                                   上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)   

 

  

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soudan-aite 2023年8月18日8:48 AM0件のコメント

銀行借入は覚悟して

多くの社長さんは「銀行借入の返済がいつ終わるのか?」と云うことを 励みや楽しみにしている人が多くいらっしゃいます 一方では 借入金の返済が無かったら 経営がどんなに楽だろうかと 厳しい現状に プレッシャーに感じている社長さんも 同様に多いものです

借入金の返済は 利息こそ経費で計上できますが 元金は経費にはなりませんので 利益の中から返済するという考え方が一般的です ですので 先ずは 返済の原資となる 利益を上げることが必須になります 新規に開業するとか 新規事業に投資するとか 収益物件を導入するとかの場合に 銀行借入を行います

間違っても 運転資金が苦しいと云う理由で安易に借りると 大変なことになりますので 少額の運転資金であれば 何とか借りないでやれる方法はないか 売上を早く回収する方法は 手付金をもらえないか 支払サイトを入金後に設定できないか 等々の工夫を考えるのが最優先になります

どうしても 銀行借入をしなければならないのであれば 返済をどのようにするのかを 強く意識を置いて その覚悟を決めてやるべきです 借りて返すことは 常に利益をあげていくことが 完済するまで 求め続けられます また 返済中に大きな心理的負荷も伴います 銀行借入は覚悟して行うことが肝要です

上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

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soudan-aite 2023年8月11日3:45 PM0件のコメント

会社をどれくらい成長させたか

会社の成長を見る指標で「自己資本」があります 自己資本とは 企業の総資本のうち 返済する必要のない資本のことで 資本金や法定準備金 余剰金などの純資産が自己資本となります       例えば 資本金300万円で開業して 10年経過して自己資本が400万円であれば 10年で資本金が1.33倍となり 1.33倍成長したことを示します この成長のスピードは思い描いた通りなのか 苦戦したのか 評価は社長さんそれぞれです

逆に10年経って 当初の資本金より 自己資本が少なかったとしたら この10年は何だったんだろうかと 自責の念にかられてしまうと思います 元手を増やせていないのは 情けないことだと思ってしまう社長さんも多いと思いますが この3年余りのコロナ禍は 特殊事情で例外の期間として 除外して考えても 決して間違えではないと思います

自己資本が増えたのか 開業当初の何倍に成長したのか?それも増資ではなく 利益の蓄積である利益剰余金で これこそが 長年に渡る社長さんの実績であり評価になります 損益計算書は 1年を見るモノですが 貸借対照表の自己資本は とにかく積み重ねの歴史です 1年だけ良くてもだめです
                                              毎決算期ごとに 自己資本が開業時から何倍に成長したのか これを意識して 今までの社長さんの努力の証として 自己資本を増やしていくことを 経営の至上命題にすることが 肝要であると思います

上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

   

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soudan-aite 2023年8月4日11:56 AM0件のコメント

お金は何処に行った

儲かったお金や 本来 手元にあるはずのお金は 一体 何処に行ったのかと 社長さんからよく質問を受けます 儲かったお金は 色々なところに出かけています 先ず「長期的に固定される資金」に変わっています 例えば 車両や機械を導入すれば固定資産に姿を変えています また お金に変われず 倉庫で眠っている商品に変身したケースもあります 次に「本業で使われる資金」に変わっています 商品を売上げたにも関わらず 集金や入金を待っている売掛金や期日を待っている受取手形 買掛金や支払手形よりも 売掛金や受取手形のサイトが長いので 買掛金と支払手形の支払いサイトを埋める資金に変わってしまっている場合もあります                               儲かった資金や 手元にあるべき資金の 行き先は 一見 見えにくいものですが 把握すると日々の資金繰りや 利益率の改善に役立ちます 四半期や半期に一回は 全社的にチェックすることが肝要です

上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

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soudan-aite 2023年7月28日8:57 AM0件のコメント

チェックする体制を仕組化する

大手企業や公共機関で 社員や職員の巨額横領事件等が報道されますが 殆どの場合 日頃からチェック体制が整っていないことに起因しています 例えば 銀行の窓口で入出金する人と 入出金伝票を記入する人が同じであれば チェックやミスを防止する機能が働きません 

出金伝票を18,000円と記入すべきを うっかり180,000円と記入してしまった場合 明らかな凡ミスを 上司から指摘され 叱責されないように 誤魔化して場を収めたのがきっかけで 不正に出金を繰り返すようになった事例もあります

最初から 入出金する人と 伝票を記入する人を別々にしておけば ミスも横領も起こり難かったと思います 例えば 毎日の現金残高を確認する場合 営業の人がお金を数えて 経理部長が確認をする 帳簿の残と金庫の残が合っていれば 部長が確認印を押すことで チェック体制を仕組化できます

中小企業では 新たに人員を配置する余裕が無く 社員や部長さん一人で管理・担当する場合が殆どです 仮にチェック体制が確立されていない場合 横領ではなく 盗難や窃盗だった場合でも その担当者が 管理不十分で責任を取らないといけない事態にもなりかねません

社長さんは お金の管理の権限を現場に一任しがちですが 社員や幹部に辛く 悲しい思いをさせないように 決して現場任せにせず 日頃から相互牽制が出来るように 社内のチェック体制を仕組化するよう取組むことが求められます

上原輝夫 / 人と経営を大切にするプロ – [マイベストプロ沖縄] (mbp-japan.com)

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soudan-aite 2023年7月21日8:49 AM0件のコメント