見守り安心コラム

資金繰りのよくある勘違い2

決算で利益が出れば 2か月以内に法人税を払わなければなりません そして その6か月後には予定納税をしなければなりません このことを忘れている場合があります 納付期間や予定納税を忘れていると 急な資金の捻出になって資金繰りが窮屈になります 毎月の試算表をつくる段階で反映させれば 漏れも忘れも無くなります 消費税も予定納税がありますので こちらも毎月の試算表をつくる段階で 反映させることがおススメです。       

こうすればもっと良くなる社長の経営№11

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バス・モノレール料金は領収書がない….

バスやモノレールに乗車しても領収書はもらえません タクシー料金と比べ少額でもあり 経費化を諦め自腹でお支払いしている社長さんも多くいらっしゃいます  領収書が無い代わりに 本来であれば領収書に記載される内容を「出金伝票」に記載することで代用しましょう

記入する項目としては ①日付(おカネを払った日)②支払先(おカネを払った相手先)③内容(なぜおカネを払ったのか)➃金額(払ったおカネの金額) 経理担当が嫌がるからと ためらう社長さんも多いのですが 慣れていない事を始める場合は 初めは面倒くさいでしょうが 慣れれば苦にもなりません 少さい経費も漏れなく計上する この点に限らず 緻密な作業ができるかが 決算書の精度を上げることに繋がります 先ずは 始めてみることが肝要です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№10

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資金繰のよくある勘違い

単純に利益が出ればそれだけ 現金が増えることになります 例えば70万円で仕入れた商品を 100万円で販売できれば 30万円の利益が増えます その分現金も30万円増えることになりますが 実際に現金が増えるのは実入金があった後です  社長さんが時々見ている「試算表」は主に「損益計算書」が中心になりますが 損益計算書では売上や仕入は発生した時点で計上されます 極端に言うと 仕入(実出金)の支払が来月 売上(実入金)の回収が来月でも 今月「売上」や「仕入」が発生し「利益」も30万円発生します 何も実出金や実入金が無くても 利益が30万円発生します 利益の分の現金は増えている⁉ よくよく考えれば 間違えることはありませんが 損益計算書を見て 勘違いをしている社長さんは結構多いですので 数字のマジックには気を付けて資金繰りは行いましょう。

こうすればもっと良くなる社長の経営№9

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「雑費」を多用しない

経費計上をする場合に この支出がどの勘定科目に該当するか分からない場合に よく吟味をせずに 取り敢えず「雑費」で計上する会社が多いようです 本来この科目は 他の勘定科目に分類できない科目に限って使用する科目ですが 特にどの科目に該当するかも調べずに 簡単に多用してしまう傾向があります 

決算書が出来上がる時に 積もり積もった雑費の合計額をみて この内容は何だったのか 説明できないケースがよくあります 計上された 雑費の金額が大きければ 銀行や税務調査でも この経費処理は間違っているのではないか? 妥当性があるのか?等疑問を持たれます 雑費は便利な科目ですが 便利な分 多用しがちで内容も覚えられず説明も出来ないケースも多くあります 出来るだけ使用しないようにすることをおススメしています。

こうすればもっと良くなる社長の経営№8

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資金繰をよくしたい2

資金繰をスムーズにするために 一番に取組みがしやすいことは「入りを早く、出を遅く」です 入りを早くするには 販売先からの入金がカギとなります 同業者との競合で入金サイトが固定されている場合もありますが 納品後翌々月末日払いなどの場合は交渉の余地もあります 例えば 納品が毎月一定額でない場合 閑散期があり納品が少ない月の場合はサイトを翌月末日払いと 入金を1か月早くして貰えれば その分資金繰は楽になります ダメもとで交渉したらOKしてくれたと云うお話もよくお聞きしますので まずは交渉することをおススメしています

出を遅くするには 支払日を分散することが効果的です 月の後半から月末にかけて給料や仕入先への支払や 各料金の口座引落が集中していく会社が多くみられます 例えば 末日の仕入先への支払を 翌月の5日に変更して貰ったり 各料金で口座引落日を 別日に変更できる場合もあります また 前述の販売の場合とは逆に 仕入が多かった月で 取引金額がいつもより大きくの場合は 交渉で支払日を延ばせる場合もあります 

交渉することに新たなコストは掛かりませんが 新たに借りるおカネにはコストがかかります 交渉して入りを早く出を遅く出来れば効果はプライスレスです 資金繰の改善は取組みし易いところから始めてみては如何でしょうか。

こうすればもっと良くなる社長の経営№7

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連続赤字でも改善できない理由

上場会社では連続赤字の決算となった場合 社長自ら引責辞任をしたり 株主総会から社長交代の要求をうけたりで 新しい社長が就任します リストラや経費削減等を実施し否が応でも まず赤字脱却を図る改善から着手します

中小企業の社長さんの場合は 連続赤字でもまずそんな事はありませんので 引続き会社のかじ取りを行います 新しく就任する社長のように赤字脱却は至上命題ではありません ですので これまでの社長さんの方針を 180度転換することは難しいことから 改善は進んでいかないのが実態です 

中には 俺の会社だから俺が決める よそから指示は受けないと 銀行に抗議する社長さんも多くいらっしゃいます売上をあげる事が一番大切で その為なら経費は惜しまないと云う社風でやってきているのに 今更 経費削減とは社長さんも言い難いと思いますので 企業コンサルの立場から アドバイスをしても改善が進まない場合が殆どです

ただ 連続赤字を計上しても 改善が見られない場合は 銀行からの借入も難しくなってきます 社長さんが自らを律し考え方や行動を変えなければ 改善は図れません  社長さんの頑張りどころです 大企業の社長より中小企業の社長の力量のほうが 会社の命運を握っています いばらの道ですが まずは「隗より始めよ」です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№6                                 ヒューマンサポートオフィス所長ブログ | 行政書士ヒューマンサポートオフィス (soudan-aite.net)

  

他へおカネは貸さない

黒字が出ており 資金が潤沢にある会社でも 他へおカネを貸すケースは 非常に少ないものです 社長がお金に厳しいからこそ 大きく利益が出せ 資金も豊富になります 資金繰が厳しい会社の方が 逆に他にお金を貸してしまうことが多いのは不思議なものです 資金繰が厳しい会社の社長は なぜか自社の資金繰りがもっと厳しくなってしまうような行動をとってしまいがちです

他にお金を貸す このような行為ひとつとっても自社の経営に大きな影響が出てくるものです 社長としては他にお金を貸すことはないように 自戒しなければなりません。

こうすればもっと良くなる社長の経営№5

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接待交際費・会議費はバランスよく

接待交際費と会議費にはともに「お客さんとの飲食代」が共通している勘定科目です 例えば お客さんと年間100万円の飲食代がある場合に決算書で「接待交際費100万円」或いは「会議費100万円」とどちらか単独科目で計上すると 決算書を見た人は 会社規模では過大ではないか?どんな内容なのか?と気に掛かります

決算書を見るのは 当事者以外では銀行などの金融機関が多いと思いますが 税務署も注視しています      よからぬ憶測を招かないように 計上する科目は単独科目を使用するのでなく 両科目をバランスよく併用することをおススメします

例えば 接待交際費65万円・会議費35万円と両科目で計上する方が 単独科目で計上するより自然で 違和感なく目にもとまりにくいのではないかと思います ヒトと同じように 見た目のちょっとした工夫で印象が変わります 決算書は会社の顔であり 心臓部分でもある と日頃から意識して経理することが肝要ではないでしょうか。

こうすればもっと良くなる社長の経営№4

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資金繰をよくしたい

赤字が続いたり 大きな赤字が出た場合は 黒字転換しなければ 必ず資金ショートします それは 赤字を埋め合わせするために 他の事に手当されるべき資金を 優先して流用しているようなものだからです 少額な赤字の場合は 何とか凌ぎながら 会社を廻していける場合もあります

しかし 少額な赤字でも続いてしまった場合や 大きな欠損が出れば 凌ぐことは段々と困難になってきます まずは赤字が発生した時点で 資金手当てをすることが重要です 赤字補填資金については 銀行等からは借入も難しくなりますので 社長さんが増資をしたり 親族から借入を行ったり 何らかの財産を処分したりで補填する必要があります 

「会社は 利益が出ていなければ 全てはその場凌ぎである」とも云われます 会社を廻すと云うことは 利益を作っていくと云うことです 利益でなく 赤字の場合であれば まずは その補填をどうするかです 時間を要すれば要する程 解決は程遠くなってきます 赤字が出たら まず補填する具体策から考えましょう そして普段から 相手先の倒産で 売掛金が回収できなくなる 赤字に備えて「倒産防止基金」の制度等を利用することも 併せて考えていくことが肝要です。

こうすればもっと良くなる社長の経営№3 

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決算の報告は積極的に

3月決算の会社では 決算書がもう出来上がっています 決算書が出来たら 納税して終了ではなく
借入をしている金融機関には報告に行きましょう こちらから報告に行かなくても 銀行員から「決算書を提出して下さい」と言われます

ここは敢えて そう言われる前に こちらからアポを取って 先方に出向く方が得策です その時は社長さんが自ら出向くことが肝要です 決算書を提出するだけでなく この決算期で良かった点 悪かった点 過去からの流れやいきさつで どのような傾向になっている等 説明を加えると効果も高くなります また 新年度の計画を伝え 情報を共有してもらうことで 会社のことを金融機関に把握してらえます

会社の経営は常に良好とは限りません 苦しくなったとき その兆しが見えたときにスムーズに 借入が出来るかどうか 支援をしてもらえるかで 経営の流れは変わってきます いい流れを導いていく それは 金融機関と普段からの向き合い方で 決まってくるのではないでしょうか 社長さんがいい導線を作っていくことを心掛ける 一番に効果の高い 決算報告は積極的にです。

こうすればもっと良くなる社長の経営№2

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