見守り安心コラム

人は仕事を通して磨かれる

「教育はより多くの知識を与えはするものの 知恵を与えることは殆どない」とドラッカーは云っています 知識は学校や研修などを通して得られるもので 知恵は知識を現場に活用し 試行錯誤を通じて身に付けるものということです   知識を知恵に変換させ 自分を磨き成長させていくことに この言葉の秘められた仕事の奥深さを痛切に感じます。

教えることは学ぶこと

「知識労働者は自らが教える時に最もよく学ぶ」とドラッカーは云っています 後輩を指導することで基本に戻って 自らの知識を確実なものとし 自分の仕事を見直したり新たな改善を見だしたりすることで 後輩だけでなく先輩も成長していくことができるということです 学ぶことを確実なものとしていくためにも 企業は「教え伝える組織」の側面を担っています。

一生学び続けるために

ドラッカーは云っています「私は一時に一つのことに集中して勉強するという 自分なりの方法を身に付けた 今でもそのやり方を守っている」と このやり方をいくつになっても 継続し実践したことが ドラッカーに成功をもたらしました 人はいくつになっても学ばなければなりませんが もっとも良いやり方が「集中」して行うという ことではないでしょうか。

人生100年時代

「30歳で就職した会社が 60歳まで存続しているとは言い切れない」とドラッカーは云っています 毎年 就活生が選ぶ人気企業ランキングでも20年前 30年前を比べると 圏外に去った会社や 合併した会社も多くみられます 組織の寿命や職種の寿命より 人間の寿命が長い時代 人は学び続け 変わり続け 時代を見極めることが何より大切になってきます。

学歴や成績でなく実行力

「学歴や成績だけを信用して採用を行うことは危険である」とドラッカーは云っています 傑出した仕事をする者を事前に知る手立てはありませんので どうしても そこに目を向けがちです 仕事で成果を上げるために必要なのは 情熱とアイディアです それを持っているか否か見極める 判定する能力が採用する側には求められます どういったアプローチで それを聞き出し 確証を持てるまでの精度を高めるか 目利きの力を養っていくことも重要になってきます。 

継続学習が人生を豊かに

少年期や青年期に学んだことは その後の人生において スタート台にしか過ぎないとドラッカーは云っています 卒業や就職はゴールではなく 新たな学びのスタート台に立った状態です 人は成長し続けるためにも「学びの時間」を持ち続けることが大事です 学んだことは 時代と共に陳腐化します 継続学習や自己啓発で成長していくことが肝要であり そのことが人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

チャンスは準備している人へ

ドラッカーは云っています「成長には準備が必要である いつ機会が訪れるかは予測できない 準備しておかなければならない 準備ができていなければ 機会は去り 他の所へ行く」目の前にチャンスの女神が現れた時 慌てて準備をするようでは あっという間にチャンスは走り去ってしまいます 成長するには常に準備が肝要です。

同じ情報でも人様々

「データの入手方法は知っているが データの利用方法は知らないものである」とドラッカーは云っています 大切なのは データを入手すること以上に データを入手して 取り組める仕事は何かを考えることです 誰もがたくさんの情報を手にする中 大切なモノを見つけ出し 直ぐに行動した者だけが 成果を手にすることができるのです。