見守り安心コラム

「強み」を知る

「自分は何が得意で何が不得意か」の問いこそ 徹底的に考えなければならない問題であるとドラッカーは云っています あなたの会社や自身の強みはと問われると返事に窮しますが 弱みと問われると 沢山の事を把握し答える方が圧倒的です    大切なのは「強み」と「弱み」を知り 強みを活かし 弱みは人と組んだり克服法を考えたり カバーすることが重要です 2つを把握することから始めてみては如何でしょうか。

成すべき事を考える

好きなことを仕事にして 自分がやりたいことだけやり続けることができれば とても幸せであると思いますが 現実にはそれができる人は ごく一握りです ドラッカーは云っています 大切なのは人の役に立つこと 周りの役に立つことであり それは自分が好きか嫌いかでなく 誰かの役に立つことが仕事であり それこそが「成すべき事」である 自分が本当に成すべき事とは何かを見つめ 相手に役に立つことを 日々実行していくことが重要です。

失敗の連続で今に至る

人は優れている程 多くの間違いを冒す 優れている程 新しいことを試みる 成果とは百発百中のことではない 間違いと失敗をしない者を 私は信用しないとドラッカーは云っています 失敗を恐れて挑戦をためらっていると 新たな成功を手にすることはできません 失敗を恐れず挑戦し 失敗から沢山のことを学べる人だけが成功を掴みます。

敢えて困難な道を‼

目の前に「容易い道」と「困難な道」が」ある時 どちらを選ぶかで成長も成果も変わってくるとドラッカーは云っています「容易い道」はライバルも多く競争も激しくなります「困難な道」は挑戦者も少なくじっくり取組めます 困難な道に敢えて挑む「勇気」が大きな成果をもたらすことになっていきます。

次への欲が成長を促す

ドラッカーは云っています あなたの本の中で最高のものはどれか とよく聞かれる その時には「次の作品」ですと答える 人は「これで十分」と思った瞬間に成長が止まります 成長し続けるためには「次こそ」という「欲」が欠かせません 「次」をと云う 強い思いを持ちながら 常に仕事を続けていくことが大切です。 

「何ができるか」に集中する

上司から「あれはダメ」「これはダメ」を言われると 「じゃ何もできない」と思い「何もやらない」になってしまいますが ドラッカーは云います「させてもらえないことに不満を言う代わりに して良いことを次から次に行え」と 利口な人は「させてもらえないこと」をしない理由にしますが 本当にできる人は制約の中でも「して良いこと」を見つけ出します「何ができるか」に集中することで 成果は生まれていきます 視点を変え 何ができるかを探すことから 成長が始まっていきます。

仕事の目的と意味

仕事をする場合「何の為にする」が曖昧であると「言われたからやっている」だけになりますが それがハッキリしていれば 目的の為にやりがいを持って行うことが出来ます ドラッカーは云っています 仕事には納得が必要であると 上司は部下に対して「何が目的か」「何を実現しようとしているのか」「なぜそれを行うか」を明確に伝え 部下がそれを納得したうえで 主体的に取り組むことが大きな成果に繋がる 仕事の目的と意味がやり甲斐に繋がっていきます。

必要な報告・手続か見極める

報告・手続は本来 時間や労力を節約する為に使うべきものです  誤った使い方をされる時 手段ではなく「支配者」となり かえって仕事の効率を低下させてしまいます 「あらゆる企業が 報告・手続のすべてについて 本当に必要かどうかを定期的に検討する必要がある」とドラッカーは云っています それを求める者が 権限者になれば 義務になり 時間や労力は支配され 生産的な方向には進まず ムダになります ムダは成長の足枷にしか過ぎません その手続。報告が必要か 定期的に検証することが大切になってきます。 

活動ではなく成果に目を向ける

ドラッカーによれば 「脂肪」は「筋肉」と混同されるように「多忙」で活動していることが「成果」と混同されやすいもので 成果を生まない「活動」は財産を食い潰していることになります 見るべきは活動ではなく「その活動が成果に繋がっているか」です 活動ではなく成果に目を向けることが大切です。

上司の強みに目を向ける

上司が成果をあげ昇進しなければ 部下は上司の後ろで立ち往生します 上司が更迭されれば 代わりにその地位を得るのは部下ではなく 他から来た誰かになります つまり 自分の成功の為には 上司と共に成果をあげることが必要であり その為には 上司の弱みに目を向けて悲観するのではなく 上司の強みを知り活かすことが必要です ドラッカーは云っています「部下は上司を選べないだからこそ 選べない上司の強みに目を向けて 上手に活かすことが自分も活きることになる」と 組織と自分を活かす 上司の強みを探していきましょう。