見守り安心コラム

家族信託も多様化する

不動産管理の認知症対策に有効な家族信託ですが、その利用は、不動産に留まらず、現預金や株式も併用したり会社オーナーであれば、自社株式などの経営権を信託財産に組込む方も多いそうです。
県内ではアパートを売却して軍用地を購入し信託する方も増えています。

アパートは管理や修繕等があり、それが負担になりますが軍用地や駐車場はその点、負担感もなく、財産を信託される方にも喜ばれています。
所有者の方がお亡くなりになれば再度、信託を組直してもいいし、相続で分割することも可能です。
例えば賃料の何%を兄とか、具体的に明示可能ですので、トラブルも回避できます。

時代とトレンドとともに家族信託も変化します。

家族が心を分かってくれるから遺言書不要とは限らない

相続人がご家族だけになる場合、お父さんお母さんお子さんの構成する家庭の場合は ご家族が今後、結婚離婚をせず、そのままの場合には、ご家族が、全員、故人のお心を熟知していますので、相続が争族になることはありません。
しかし、お子さんも結婚すれば、別の家庭を持ち、立場も変わり、仲の良かった兄弟が嫁さんを貰ってから、仲が悪くなることが大変に多いです。

以前、ブログにも書きましたが、兄と妹でお母さんと、お父さんを看取った後に、娘婿の入知恵で遺留分を主張した為に、結局は、お兄さんが家を継ぐどころか家を出て行ったケースがあります。
家族仲がいいからこそ、逆に遺言書を残した方がよかったケースもありましたので、不要になることは ないのではないかと強く思います。

尊厳死宣言を後押しする

日頃から尊厳死宣言をご家族や周りの方々に表明することと併せて、実行を後押しするように日本尊厳死協会に入会したり、公証人役場で尊厳死宣言公正証書を作成しておくと実行力が補完され、希望を叶えることができます。

協会員になることで、尊厳死の意志が明確に表現され、尊重されます。
また公正証書で更に証拠能力がアップされます。
法律のプロが介在しますので無視できません。両方とも後ろ盾になってくれ、お墨付きのような力を持ち後押ししてくれる。

強い見方になってくれる制度です。

逆もまた真なり

一見、真逆に思えることでも本質は同じであると云った意味で使われていると思います。

可愛さあまって憎さ100倍、真逆なようですが本質は同じってことになるのでしょうか( ´艸`)
可愛い子には旅をさせろ、若い時の苦労はかってでもしろ、等々同様な印象をうけてしまいます。

急がば回れ、急ぐなら近道でしょと、直ぐ指摘されそうですが( ノД`)シクシク…
仕事の場面では、成果を出すならじっくりと 仕上げた方が成果は大きくなると思います。

「普段何げなく、行っている作業や方法の改善を導きだすことが仕事の最大の効率化に繋がる、今行われている作業や方法を常に徹底的に見直し変える」
トヨタの有名な「カイゼン」です。

これも「逆もまた真なり」の一つではないでしょうか。

プレミア価格の追加

マーケティングのお話です。

コンビニで198円と388円の新作スイーツを販売したところ198円のスイーツが売れたそうです。
商品が2つの場合は、価格が低いところにプレミアを感じて198円のスイーツの方が売上げがよかったそうです。

後日、そこに268円の商品を追加すると、268円の商品が完売するようになったとのこと。
2種類の合計販売数よりも268円の商品の販売数が多く、全体でも売上げを底上げしたようです。
プレミア価格の追加が顧客の選択を拡げ、講入欲を喚起したようです。

みなさまの会社のサービスにあてはめてみては如何でしょうか。
成功事例になるような予感がしませんか?

老後の入所対策に家族信託

配偶者と死別し、お子さんは他府県で生活し、単身自宅で生活をする方々が多くなっています。
健康なうちに家族信託を組成することを提案しています。組成しておけば、自宅の修繕はもとより増改築もご自身に代わって、お子さん達に任すことも可能です。

老人ホームの入居資金や病院での入院費用や介護費用を捻出する為、売却することも可能になります。
但し、それは認知症を発症してしまうと、法律行為が出来なくなる為、成年後見人が代わって行うことになるので、ご自身やお子さん達の希望通りにいかないケースも出てきています。

将来を見据えて、健康なうちに取り組み、ベストな組成を考えていきましょう。

不動産の多い方は遺言書はおススメです

遺産相続の分配で、一番に揉めるのが土地や建物です。
現金と違い簡単に分割することが難しいからです。

遺言書で財産の指定が無い場合は分割協議をすることになります。
自宅を長男に守ってもらい、代々と引継いでもらいたい場合などは、遺言書で指定する方法が一番です。

そうでなければ自宅を売却し、それぞれが代金を分割で受け取った方が、相続も楽に終わります。
相続人の都合がいいからです。

またアパートを相続する場合、兄弟で共有名義にして相続した場合は、売却等は全員の一致が必要です。
兄弟だけなら話もまとまりますが、兄弟が亡くなり、甥や姪との交渉は世代も価値観も違うことから簡単ではありません。

不動産は遺言書で指定がおススメです。

尊厳死宣言を身近に意識する

延命治療を望まない尊厳死宣言ですが、やはりご家族や周りの方々に普段から希望を伝えるのが重要です。

そういった表明がない場合は、家族や周りの方々は病気が深刻な状態になればなる程、精一杯に何かをしてあげたいと思うのが常です。
特に本人が意思表示できなくなるケースで病院に搬送された場合は、殆どが延命治療を選択することになります。
延命治療の判断を自分以外の者がするのは大変に酷であることは容易に想像できます。

ですから、身近に尊厳死宣言を意識し家族に伝えるのが第一歩になると思います。

√の法則

√1は1.141421356ですがヒトヨヒトヨニヒトミゴロと中学生の頃に覚えた係数です。

元㈱帝人の社長で、現在は経営コンサルタントの安居祥策氏は、物事を人に理解してもらう為に、話す回数としてこの法則を使っているようです。
√100=10、100名に理解してもらうには10回話をしなければいけないそうです。
社員が多い場合には√10000=100です。
人が多くなる分、伝えたいことはどんどん伝わりにくくなりますね。

経営者とは、社員とは違う立場にいて、根気強く、課題を解決をしていく存在であることを自覚しなければなりません。
それが、経営者の務めるべき責任であるようです。

√の意味は、数学だけでなく経営にも活用されています。

ビジネスは金儲け⁈

「金儲けで仕事をやっても、儲からない、人の役に立たないと稼げないよ」とコンサル先の社長さん。

「ビジネスは金儲け」と若い頃は意気込んでやっていたそうですが、そこを先行させると、どうもお客さんはついて来ない感じを受けたそうです。
或る時どうやって売るかを考えていたそうですが、買ったお客はどのように使うのかと考えたそうです。
そうすると、こうやって使った方がいい、こんな使い方があると思って、セールスをしたところ、お客さんが共感して買ってくれたそうです。

その時からは、顧客目線の必要性を実感し、そこを一番に考えるようになったそうです。
何よりも「顧客目線」相手のことですね。