[行政書士ヒューマンサポートオフィス]
見守り安心コラム

逆にシフトしてみる

人手不足で、各事業所は人材の確保が困難になっています。
ですので、人手が掛かるところは、なるべく機械化し人件費コストが、かからないようにしています、飲食店で食券機の利用を導入したりです。
デリバリーサービスを行っている飲食店は、人員の確保の上に、手間もかかるため、軒並みサービスを打ち切っているのが現状です。

総じて、その傾向に違いはありませんが、地域の特性を活かして、逆にシフトしている飲食店もあります。
私の同級生ですが、居酒屋をやっており、現在はトレンドに合わせ、千ベロも導入し売上げもアップさせています。
アルバイトを募集しても、ネパールの留学生しか応募はないようです。

それならばと、その状況を逆手に取って、立ち飲み屋を始めました勿論、千ベロも取り扱っています。留学生や単身者の多く済む地域にです。
繁華街もなく、賑やかでない地域に需要があるのかと半信半疑でしたが、思った以上に利益が上がっています。
人材の確保が困難なら、人材の多く住む地域に行って雇用する、職場が近ければ留学生も応募してくるだろうと、それに留まらず、客足が鈍る午後8時以降に、ご近所限定で自転車のデリバリーも始めました。それも焼鳥1本から可能で料金はワンコインの500円です。
そしてこの500円のウチ300円は、デリバリーをした留学生に支給しているようです。留学生は免許もなく生活の移動手段はほぼ自転車です。1キロ圏内ならたまの休みに、自転車に乗って街を散策しており、街全体を殆どを把握しているようです。

デリバリーが増えれば懐も温かくなるため、普段の接客も積極的になり、自分からお客さんへコミニケーションをとって日本語を話すも上達するのが早いそうです。こういった積極的な接客でお客さんと懇意になり、店で呑まなくても、仕事帰りに顔を出し注文して、家まで持ってきてねと頼む人も多いそうです。
そういった繋がりが多くなり、留学生の勤労意欲も大きくなり、働きたいと希望する留学生も多いそうです。
また、焼き鳥1本から利用可能でデリバリー料金を500円としているため、殆どのお客さんが1,000円以上の注文になるそうです。

人に役立つ、社会にも役立つ、そして働く人にも喜ばれる。逆手にとった発想でもビジネスは発展します。逆にシフトしてみるも有効ですね。
同級生の戦略に脱帽です。

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soudan-aite 2020年2月25日4:15 PM0件のコメント