[行政書士ヒューマンサポートオフィス]
見守り安心コラム

尊厳死宣言の環境

日本における尊厳死の問題点として挙げられるのが、患者本人の希望が叶えられない可能性があります。
患者自らの意思で事前に選んだ尊厳死であっても、患者本人が病状の悪化や認知症を発症し意思疎通ができなくなったあとで、家族や医師の判断で治療方針が変えられてしまう現状があります。

患者本人が尊厳死を望んでいた場合でも、尊厳死に対する明確な法律がないため、延命措置が行われる可能性が含まれてしまっています。
また、医師も延命措置を停止したことによって、家族から訴えられるのではとリスクを負うため、対応が難しいことになっているようです。

普段からの家族の意思疎通も勿論、大事ですが、尊厳死宣言を公正証書にして準備することが有効な手立てであることは間違いありません。

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soudan-aite 2020年4月1日5:35 PM0件のコメント