[行政書士ヒューマンサポートオフィス]
見守り安心コラム

問題の本質

経営者やビジネスマンにコーチングを実施していますが、最初に、問題についての現状確認と、本人の認識、理想を話してもらいます。
その内容によりアプローチを変えていきます。問題がありその解決方法を模索している人、問題の解決方法は分かっているがヤル気が出ない人、問題解決をしたくない人、問題と認識しているが何が問題なのかしっかりと見えていない人、そもそも問題に認識もなく人から指摘され困っている人等々です。

経営者でもビジネスマンにも多いのが、問題と認識しているが、それがしっかりと見えていない人です。
セッションしていくと、その原因は「不安」から作られ、自分のポジションが見えなくなり、困惑している、ケースが多いです。

両者において、日頃から不安と向合い、真摯に戦っている方が多く、今が厳しい立場にいての不安なのか、将来を案じて不安になってるのか、まずは、気持ちから整理を行えるように、アプローチしていきます、殆んどの場合はその両方とも、抱えています。
現在の不安と将来の不安の両方を抱えると、自分の立ち位置はおろか、問題全体がとてつもなく大きなり過ぎてく、そして、どこから解決をしていいのか、何が問題なのかも見えてきません、それでも何とか解決したいとの気持ちで相談にいらっしゃいます。

そんなときは、現在の不安が大きいのか、将来の不安が大きいのかを聴きとっていきます、すると両方でなく、現在か将来の不安がどちらか一方にあり、色々と考えを巡らす中で、もう一方の不安も自分の中で大きくさせてしまっているようです。
ですので、まず最初にあった大きい不安にアプローチし、見える化をしていきます。不安を捉えて、頭を整理するうちに不思議と、もう一つの不安も自然に小さくなってきます。そこで不安に対抗する手立てを考えてもらいます。それを二重に三重にです。手立てを考えると、安心します。ここまで考えて駄目ならしょうがない、開き直りもでてきます。それで駄目ならまた考えればいい、そんな気持ちになっていきます。そんな気持ちになったら「不安」はどこかに消えていきます。

経営者もビジネスマンも、生きるべく一生懸命です。「不安」と対峙するには、最初の大きな不安に向き合うのが肝要です。問題の本質を見極めましょう。

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soudan-aite 2020年2月4日3:35 PM0件のコメント