跡継ぎへ伝える「人の見方」
人を見る目は、失敗を繰り返しながら、段々と備わってくるものです。長年、社長として経営の舵取りを行ってきた方々は、人を見極める目にも長けています。
「アイツは胡散臭いヤツだから適当に付き合っておけ」「調子が良くてコロコロ変わるから要注意だ」「口下手だが正直で信用ができる」「見栄っ張りの人間には気を付けろ」等、経験に裏打ちされた、強い経営力の源泉です。
跡継ぎは、人の見極め方を教わっておかないと、社長と同じ失敗して、一から学ぶことになります。また、親子であれば、半分DNAも同じなので、同じ失敗をしてしまう可能性も高いです。
社長の数々の失敗や、高い授業料を払って身に付けた、「人の見方」は、跡継ぎにとっても、強い経営力の源泉になります。教科書にも載っていない、セミナーでも語られることもない、社長の培った「人の見方」は、率先して跡継ぎに伝えるべき事です。